「劇場版オトッペ パパ・ドント・クライ」(公開中)の公開記念舞台あいさつが10月16日に都内の劇場で行われ、声の出演者の井口裕香、稲垣来泉、藤原紀香と飯塚貴士監督が登壇。藤原が意外なエピソードを語り、会場を騒然とさせる一幕があった。

同作は、2017年からNHK Eテレで放送されているアニメの初めての劇場版で、身の回りの音に耳を傾ける“聴察”をテーマに、音から生まれた不思議な生き物「オトッペ」たちのヘンテコな毎日を描いた物語。

舞台あいさつでは、井口が映画化を聞いた時を振り返り「すごくうれしかったです。でも、元々5分アニメなので『5分じゃ映画にならないよなぁ…』と(笑)。『どうなるんだろう』というわくわくとドキドキが同時に来て、その後、ミュージカル映画だということを聞いて、さらに『どんな映画になるんだろう』とわくわくしたのを覚えています」と明かした。

また、劇場版のオリジナルキャラクターである赤ちゃん・リルの声を務めた稲垣は「私も小さい時に『オトッペ』を見ていて、すぐにウィンディや歌が大好きになって歌を歌ったりしていました。オトッペタウンに行ってみたいなと思っていたので、今回この作品でリルとしてオトッペタウンに行けて、とってもうれしくて楽しくて仕方なかったです」と告白。

一方、藤原は「初の映画化作品に参加させていただけることが本当にうれしく、現場でもノリノリで歌いました(笑)。星々に歌を届ける彗星ウタウーネの女王・ウタウーネ16世というすてきな役を頂いたので、皆さんと共に楽しく歌わせていただきました」と明かした。

そして、演じるにあたって意識したことを聞かれた藤原は「皆さんと歌っている時はウタウーネ16世の声で歌うのですが、最後の歌を歌う時にどんなテンションで歌ったらいいのか分からなくて、監督に『ウタウーネ16世で歌うんじゃないですよね?』って聞いたら、『素で歌ってください』と…。(出演したミュージカル作品などでは)いつもお芝居で役が入って声を出していたので、素で歌ったことはないなって(苦笑)。だから自分の中で、素なんだけど何か入ってないと歌えないので、葛藤しながら何回か歌わせていただきました」と、苦労したエピソードを披露。

さらに、「これがサントラのCDに入るって聞いて、びっくりして! 日本では(歌声がCDに入るのは)初めてじゃないかな」とコメントして会場を驚かせるも、「香港ではジャッキー・チェンさんとデュエットしたことはあるんですけど(笑)」とはにかみ、一同をさらに仰天させていた。