10月に京都で幕を開けたTravis Japanによる主演舞台「虎者 NINJAPAN 2021」。11/3からは待ちに待った東京公演(@新橋演舞場)がついにスタート!

それを記念して、初日直前に行われた公開ゲネプロの模様をお届け! 迫力満点のステージの模様をたっぷり紹介します!



3年目となる「虎者 NINJAPAN―」がついに幕を開けた。初演から進化とパワーアップを続ける
本作だが、今回もオープニングから観客の心をつかむ演出で圧倒。雷鳴がとどろく中、7色の光にいざなわれるように”虎者(Travis Japan)”が登場すると、一人ずつポーズを決め、「Namidaの結晶」のイントロへ…。白×ゴールドの衣装で踊る7人は序盤から気迫十分。躍動感たっぷりのダンスはどこか神聖な雰囲気すら漂わせ、この後の期待感をあおる。
 
 物語は、朱雀(長谷川純)が”虎者”に大悪党・カゲロウ(松田リマ)の居場所を告げ、彼女を倒すべく二手に分かれて出発するところから始まる。不安をこぼす者もいる中、カイト(宮近海斗)の「仲間を信じよう」の一言で意を決する7人。今年はその2組のユニット曲も一新し、自分たちで演出を担当。赤忍者(宮近、松田元太、松倉海斗)の「To the top」は電飾手袋・電飾パネルを使ったダンスで視覚を刺激する。手の動きとパネル映像が連動する演出やシルエットで見せるシーン、エネルギッシュなラップでも魅了した。対する青忍者(中村海人、七五三掛龍也、川島如恵留、吉澤閑也)は、オリエンタルなムードのセクシーな曲で勝負。自らの手を顔に添えたり、腰を振る振り付け、激しく移動するフォーメーションダンスが見事。過去2年とはまた異なる対照的かつ鮮烈なステージで楽しませてくれた。IMPACTorsが演じる闇の軍団=”影虎”との決闘シーンは、躍動する殺陣と立ち回りが大迫力。一瞬でクギヅケにするスピーディーかつ息の合った動きに、互いへの信頼がうかがい知れ、胸が熱くなる。そして後半のハイライト=ウォールトランポリン。さらに高さが増し、背中で跳ねて地面と垂直に壁を駆け上がる高難度の技を高い集中力で見せていく彼ら。映像とシンクロする軽やかな動き、滞空時間の長さを生かした華やかなパフォーマンスの数々に思わず手に汗握る。確実に進化を遂げた、Travis Japanのひたむきさがにじむシーンに感動すら覚えた。

 常に挑み続ける姿と仲間との絆が彼ら自身にも重なるエンディングで1幕は終了。次はいよいよSHOW TIMEだ。新曲「BIG BANG BOY」から最高にクールなステージをブチかますと、以降も7人
の真骨頂であるダンスを全身全霊で。「千年メドレー」はIMPACTorsも加えた14人の華麗な群舞が眼福の極み。「+81 DANCE STUDIO」でもジャニーズの伝統を継承する彼らのパフォーマンスは、体の軸が美しく、パッションにあふれ、無条件に心が躍る。「The Show」はオールキャストが拳を突き上げるシーンが身震いするほどカッコ良く、代表曲「夢のHollywood」は新たな映像を駆使した煌びやかな演出が圧巻。1幕で気力も体力も相当消耗しているはずなのに、まだまだ涼しい顔でステージに立ち続ける彼らには恐れ入る。壮大なバラード「Together Now」は、一人一人の真っすぐな歌声と手話でも思いを表現する川島に涙腺が緩むが、そんな感動ムードだけでこの舞台は終わらない。再びの「BIG BANG BOY」は、「”これで俺たちはやっていく”という強い気持ちを込めている」と会見でも語ったが、自分たちの色をどんどんキャンバスに塗っていく――そんな揺るぎない信念と覚悟が伝わってきた。迫真の演技と渾身のパフォーマンスで、今持てる力を出し切った彼ら。3年目の舞台で一層の弾みをつけ、”夢の空”へと飛翔する7人をこれからも全力で追い続けていきたい。



――京都・南座公演を終え、新橋演舞場公演が幕を開けるお気持ちは?

宮近「今年で3年目。3回も『虎者―』という公演ができるとは始まったときは思ってもみなかったですし、こういう状況下でも感染対策をバッチリして生でお届けできるということに感謝です。僕たちのパフォーマンスで、もっともっといろんな人たちにエネルギーを与えて、日本、世界が元気になればいいなという思いで頑張っております」

――テーマは”仲間”ですけども、初日を迎えるに当たって7人で誓合ったことってあります?

川島「お? 今日の時点ではまだ決めてないので、今決めちゃう?(笑)」

七五三掛「じゃあ、仲良くいること」

全員「おー!」

吉澤「ケンカしない(笑)」

川島「今年は感染対策を徹底しつつ楽屋が2、2、3に分かれてて。ご飯とか可能なときは一緒に食べたり、仲良くやっていけたらいいよね」

――楽屋のメンバー分けは?

川島「赤忍者3人と青忍者4人で分かれるシーンがあって、楽屋もその赤3人(宮近、松田、松倉)と、七五三掛&中村、川島&吉澤です」

――青忍者の曲はセクシーでしたね。

中村「そうですね(笑)。その振り付けをしたのが七五三掛さんで」

七五三掛「はい。キャッチーなダンスを作ってみたいなと思って。(ブーイングのジェスチャーで)”Bad”を2つ並べているので”BBダンス”っていう名前を付けました」

宮近「名前があったんだ。青忍者のメンバーは知ってたの?」

中村「今初めて知りました!(笑)」

川島「ま、名前付けたのは俺なんですけどね。すぐ手柄を取ろうとするんですよ。もう仲良くないです(笑)」

七五三掛「あはははは!」

中村「朝ね、めちゃめちゃ相談してましたよ」

――新曲「BIG BANG BOY」も披露されます。

中村「それこそさっき滝沢(秀明)さんから『BIG BANG BOYになれ』って言われました。それくらい大きな存在になってほしいっていう意味もこまってるのかなって」

吉澤「こまってる?(笑)」

中村「あ…。込めてくれてるのかなと思いました」

七五三掛「歌詞が全部英語なんです。それも滝沢さんからの”世界に通用するグループになってほしい”という気持ちが込められてるのかな」

川島「でも全編英語は(ラップを担当する)松倉や元太はかなり大変だったと思う。ラップを英語でやる機会ってなかなかないし」

松倉「レコーディングの日はたくさん聴いて予習していきました。一応僕、英会話を習ってて、耳はちょっと慣れてるのかなって。全然しゃべれないですけどね(笑)」

松田「僕は川島大先生に英語を教えていただきながら、ゆっくりゆっくり覚えていきました」

――舞台全体で前回からパワーアップしたところはどこですか?

吉澤「やっぱりダンス。YouTubeで『+81 DANCE STUDIO』が始まって、いろんなダンサーさんからいろんなものを吸収して京都公演では出してきたので。新橋演舞場でもさらなるパワーアップを見せていきたいなと思います」

川島「忙しい中、京都公演の直前まで『+81―』の撮影をしてました。でもそこで培ったダンスの技術や思いをみんなで共有できていて、今回のリハや本番では『あー、疲れた』ってなる機会がすごく減ったんです。体の動かし方や筋肉の使い方もみんな熟知しているから、その他のトランポリンや立ち回りに体力を注ぐこともできました」

吉澤「トランポリンの高さも去年よりグンと上がってるんです」

松田「100㍍くらい?」

宮近「盛るな、盛るな(笑)」

川島「5・5㍍ですね」

松田「50㍍の半分?」

川島「それは25㍍だから、もっともっと半分だね。あの、静かにしてるとカッコイイんですよ? 彼」

松田「…(笑顔で黙る)」

川島「元々あった壁よりプラスで上に何10㌢かの板を付けて引き延ばしたり。もう今、天井に届きそうなくらいみんな跳んでます」

――それはどれくらいすごいこと?

松田「やってみます?(笑)」

中村「精神的な怖さの方が大きいですね。技を1つ失敗すると、その後が怖くなったり、メンタル的に響いちゃう。一人一人跳んでるときにメンバーが袖で待っててくれてるんですけど、裏に戻ったときみんなで拍手しながら『今日良かったね』とか話をするだけでうれしいです。メンバーの温かさにすごく助けられてるんだなっていうのを感じます」

川島「高く跳んで落ちるとき、毎回スカイダイビングみたいなものなんですよ。ふわーっていう感覚で落ちて、またビヨーンって上って…。翼が生えてるみたいな感じですね」

――ハードな舞台ですが、皆さん今、脱いだらバキバキですか?

松田「脱ぎましょうか?(笑)」

宮近「でも痩せます、この舞台は。みんなの体重が多分痩せていくので、劇場が"重さ"を感じるとしたら、あ、なんか千秋楽軽くなってるな〜って(笑)。それくらいハード。でもそこにやりがいもあるので、脂肪も燃焼できてるんじゃないかと」

――ケアはどうしている?

中村「水風呂に入ったり」

松倉「たくさんご飯を食べる!」

川島「松倉が最近バナナスムージーにハマってるんです。それを薦めてもらって僕は楽屋で飲んでます。プロテインと牛乳と生卵とバナナとハチミツを入れて作るんですけど、そのおかげで僕、逆に体重増えました」

――共演の皆さんとの交流は?

宮近「IMPACTorsは初めて7人の参戦で。物語上は敵対してますが裏ではすごく仲良くやってます」

七五三掛「個人的には洋服をちょこちょこあげてます」

川島「さっきもあげてたね」

七五三掛「うん。今日はデカい袋持ってきて、(佐藤)新くんに。でも新の方が身長デカいんです。サイズ合うか分かんないけど…って(笑)」

――くしくも来年はトラ年です。22年の具体的な目標は?

七五三掛「僕たちの年、Travis Japanの時代にしたい。そういう嵐を巻き起こしたいです」

松田「来年、(松田主演の)映画が公開されるんです。ぜひたくさんの方に見ていただけるように、いい宣伝活動をしていきたいなと…」

吉澤「あはははは。宣伝かい!」

中村「映画の名前は?」

松田「あ、『君が落とした青空』です。すいません、何か(笑)」

川島「トラ年だから、目標は大きく。デビューしたいなと思います! それくらいの気持ちで全員で突っ走っていこうかなと」

七五三掛「うん、デビューはしたい。それはずっと思ってます」

松倉「個人的には身長伸ばしたいなと(笑)。元太が伸びてきたんですよ。僕、焦っちゃって。牛乳ですかね? 牛乳、たくさん飲みます!」

中村「みんなが言ってくれた通り、記念すべき年になればいいなって。自分たちで何かをつかみにいく気持ちで来年のトラ年を駆け抜けたいなと思っています!」

取材・文=川倉由起子