今秋スタートした、ぺこぱの地上波レギュラー初冠番組「ぺこぱポジティブNEWS」(毎週水曜夜2:36-2:56、テレビ朝日※関東ローカル))。

同番組は、ネガティブなニュースがまん延する現代に、ぺこぱが超前向きなニュースを厳選して届ける“世界一ハッピー”なニュース番組。今回、ぺこぱ(シュウペイ、松陰寺太勇)の2人に番組への意気込みや、“ポジティブ派? ネガティブ派?”などそれぞれの性格についても聞いてみた。

■番組にツッコミを入れるとすれば「平和過ぎる!」だけ

――番組の手応えはいかがですか?


松陰寺:びっくりするくらいポジティブにしかならない番組ですね。

シュウペイ:逆にイジるところがなくて困っちゃうんですが(笑)。見ていて幸せにしかならないです。

松陰寺:唯一、見ている人が番組にツッコミを入れるとすれば「平和過ぎる!」だけだと思います。

シュウペイ:あとは、「シュウペイ、ボケないんか!」とかね(笑)。あの立ち位置で、どこかでわちゃわちゃし始めるのかと思いきや、最後までキャスター面して座っているから。違和感がある人もいるかも。

松陰寺:キャスター面も別にボケじゃないし(笑)。

シュウペイ:なんだろうね、ボケじゃない。単なる必要なポジション。

松陰寺:斬新。

シュウペイ:この新しい形を面白いと思ってもらいたいです。

■「バイトを辞めたのは“M-1”の決勝に出て以降」(松陰寺)

――初となる地上波の冠レギュラー番組ですが、感慨深いものはありましたか?

松陰寺:なんて言うんですかね。ちょっと「おっ!」と思いました。若手芸人が最初に通る道を僕らもちゃんと歩けていることに感謝です。

シュウペイ:本当にうれしかったんですけど、放送時間は深夜2時過ぎと聞き、めちゃくちゃ遅いけど! って笑っちゃいました(笑)。ただ、寝る前の人には1日の終わりに、早起きした人には1日の始まりに、ポジティブなニュースを届けられるというのは、すごく僕らしくていいなって。みんなが見られる時間なので、それはそれでいい気もします。

松陰寺:みなさんの前に届けば、それだけでいい! 時間はここから上がるしかないですし。

――「M-1グランプリ2019」で注目を集めてから約2年。ブレイクしてポジティブな変化はありますか?

シュウペイ:食べたいものの値段を気にせず食べられるようになったことかな。昔は1500円のステーキを食べたくても、890円のミックスグリルがあれば、そっちの方が安いし色々入っているからいいかと選んだりしていたんですよ。それが今では好きなものを食べられる。これは、あの頃に貧乏な思いをしていたからこそ感じられる幸せというか。あのときがあるから今がある感じです。

松陰寺:僕は月末にバイトのシフトを出さなくていいんだって思えるようになったこと。高校生のときから18年くらいずっとバイトしていたからもうシフトを出すことが身に染みていて…。辞めてしばらく経っても、月末になると「シフト出さないと」と思っていました(笑)。ちなみにバイトを辞めたのは“M-1”の決勝に出て以降。2019年の1月に「ぐるナイ おもしろ荘」(日本テレビ系)で優勝をしても変わらずバイト生活でした。

――“M-1”からはあっという間でしたか?

松陰寺:本当に時間が経つのが早くて濃いと思います。

シュウペイ:ありがたいことに最初の方が忙し過ぎて、これ意外とやっていたんだということも多いんですよ。あのときはいろんなことを整理できていなかったんだと思います。逆に最近は自分たちでペースを掴んできた感じです。

松陰寺:そういう意味でもこの番組を主軸に動かしていきたいです。

■「常にプラスになることを考えていたい」(シュウペイ)

――自分はポジティブ派、ネガティブ派、どちらだと思いますか?

松陰寺:僕はネガティブですね。どんなことも極論を言ったら、“どうせいつか死ぬし”と考えていて。だからこそ、“どういう生き方をしたらいいか”とか“僕がしたことなんて誰も覚えてねぇんだから、好きなことを思いっきりやろう”と考えるというか。入り口がネガティブでポジティブに変換していくタイプって感じです。

シュウペイ:僕は絶対ポジティブ。嫌なこととかを頭の中に入れたくないんですよ。そういうことに関わりたくないというか…。常にプラスになることを考えていたい。だってマイナス思考ってなんかテンション下がってきません? ちょっとネガティブになりそうなときは、こうなったら楽しいだろうなというイメージを持つようにしています。これは昔からですね。あと、人のポジティブな言葉に助けられてきた部分もあるので、自分もポジティブなことを口に出していこうと思っています。

――お二人の周りのポジティブな人やものを教えてください。

松陰寺:飼っている犬ですね。メシを食って寝て、散歩に行って騒いで寝ての毎日なんですよ。その動物的な生き方ってポジティブ! 本能のままに生きていますから。それを見ていると、僕も難しく考えるのは止めようと思ってきます。思うがままに生きるってすごく憧れます。

シュウペイ:それはもう、エンジンがかかっているときの松陰寺太勇でしょ。これ、大事なのは普段ではなく、漫才などをしているときなんですが(笑)。肯定する漫才なんて普通は考えないですよ。あと、ここでポジティブなことを言える? と思っていても絶対にピッタリのワードを探してくるのはすごいですから。常にポジティブワードを探していると思います。

松陰寺:だけど、最初は漫才でポジティブなことをやろうと思って始めたわけじゃないんですよ。世に出る、面白くて何だこれ? と思う漫才をやろうと思ったらこの形になったわけで。僕自身、よくポジティブな人間に見られがちなんですよね。それはちょっとハードルが高いというか…。ここで、僕自身がポジティブでないことだけはお伝えしたいです(笑)。


――最後に番組の魅力を教えてください!

シュウペイ:常に笑顔があふれています。VTRもほっこりした気分にさせますし、それを見ているゲストも笑顔にしかならない。すごく温かい番組です。

松陰寺:第2回のゲストにカンニング竹山さんに出てもらったけど、むしろ竹山さんの“キレしろ”を奪ってしまっていたから。でもあんな笑顔、なかなかテレビでは見たことがないので、良かったと思いました。ゲストを含め、みんなの笑顔があふれています。

取材・文=玉置晴子