中山優馬が主演を務める映画「189」が12月3日に公開初日を迎え、都内の映画館で舞台挨拶が行なわれた。中山をはじめ、共演の夏菜、吉沢悠、前川泰之、灯敦生、太田結乃、主題歌を担当した降幡愛、加門幾生監督らが登壇し撮影時のエピソードなどを語った。

同作は、児童相談所虐待対応ダイヤル“189(いちはやく)” をテーマに、年々増加する児童虐待から、小さな命を救うために奔走する児童虐待対策班を描いたヒューマンドラマ。中山は、新米児童福祉司・坂本大河を演じる。

■「舞台挨拶は朗らかに参りたいと思います!」
弁護士役を演じた夏菜が「内容の重たい映画になっていますが、舞台挨拶は朗らかに参りたいと思います!」と現場を明るく盛り上げ、さっそく「(中山が)撮影現場で深海魚の話ばっかりしていた」と暴露。

すると中山は「そんなことないでしょ」と軽く反論したが「たまたま、その頃に深海魚のセットを、見る用と飼う用で買って…」と話し出し、思い出したかのように「だから(深海魚の話を)していたかもしれないですね」と認め会場の笑いを誘った。

■熱演のあまりに起こったハプニング
一方、吉沢からは、中山の撮影中の熱のこもった演技について語られる一幕も。

娘を虐待する父親役を演じた吉沢が、児童相談所から娘を勝手に引き取ろうとするシーンで「優馬くんは(子どもを)“助けなきゃ!!”っていう気持ちで芝居をされていたのか、すごい勢いで走ってきたせいで、床のマットが滑って自動ドアにガーンとぶつかって」と現場の様子を披露。

続けて、「(ぶつかった時の音が)優馬くんが、今回の映画に懸ける思いとイコールになるくらい凄まじい音で感動しました」と中山の映画への想いを代弁。

そのシーンは残念ながら使われなかったようだが、中山は「NGになって2回目もおんなじことをしました(笑)」と笑いにかえつつ、体当たりで役を演じたことを明かした。

■「大河お兄ちゃんは本当にヒーローでした」
終盤では、父親からの虐待を受ける少女を演じた太田から、中山に向けてサプライズの手紙が読み上げられ、「大河お兄ちゃんは本当にヒーローでした」と綴られたメッセージに、中山は驚きながらも「一生大事にします、ありがとう!」と満面の笑みを浮かべた。

舞台挨拶の最後は、中山が「この映画には辛い描写があったり、重いテーマではありますが、目をそむけてはいけないテーマだとも思います。たくさんの人に届けばいいなと思っています」と映画への想いを語り締めくくった。

取材・文=原千夏