「キングオブコント」(TBS系)で歴代最高得点を獲得し、14代目キングに輝いた空気階段(鈴木もぐら、水川かたまり)。そんな2人は同時期に、初の冠番組「空気階段の空気観察」(テレビ朝日)も勝ち取っている。今ノリに乗っている彼らに、いろいろな“空気感”について聞いた。

■「勝手に(冠番組は)持てないものだと思っていた」
――地上波レギュラー初冠番組、お話を受けたときはどう思いましたか?

もぐら:驚きしかなかったです。ウソだろって。だって冠ですから。勝手に持てないものだと思ってました。

かたまり:当たり前ですがこれまでは全部ゲストだったので、基本、自分たちしかいない番組というのはかなり不思議です。スタートから1カ月ほどたって、ちょっとずつですが波長が合ってきた気がします。

もぐら:とはいえ、この番組は型があまりなくて…。自分たちなりに模索していて、今はまだその過程かな。

かたまり:手探り状態ですが、意外と楽しめています。この番組は前のめりで見るというより、背もたれに背中をべったりつけてリラックスした体勢で楽しんでもらうものなので、気負わず見てほしいです。

もぐら:深夜の放送なんで、何か面白い企画をやっているなと興味を引くものを今後やっていきたいですね。

■「僕は高円寺が嫌いだったんですよ(笑)」
――これまでも、あまり見たことのない場所に潜入したり、LINEスタンプを作ったり、もぐらさんの本拠地・高円寺の街のPR動画を作ったりとジャンルを問わず、面白そうな空気を感じては2人でのぞいてきましたね。

もぐら:高円寺は面白かったです。ゲストに鬼越トマホークの坂井(良多)さんやそいつどいつの市川刺身が来てくれて。僕が大好きな高円寺の魅力を伝えられたと思います。

かたまり:僕は高円寺が嫌いだったんですよ(笑)。でもゲスト気分でみんなに紹介してもらったら、いい場所なんだなと。嫌いだったからこそ逆に好きになったというか。これからも行ったことのない場所を観察して好きになっていきたいです。

もぐら:僕は夜行列車が好きなんで、どういう人が利用しているのか見たいです。単純に興味本位で内部がどうなっているのか気になります。

かたまり:それなら川に行きたい。バーベキューする人に交じったり、川をボーッと眺めたり…。想像しているよりいろんな人たちがいますから。僕は昔から川が好きなんですよ。落ち着くというか。今でこそ違いますが、これまでは基本、引っ越すときには近くに川がある場所にしていて。その大好きな川にいる、いろんなタイプの人と出会ってみたいです。

■「“KOC”優勝時の空気はほとんど覚えていない」
――結成から9年。「キングオブコント」も優勝して、周りの空気は少しずつ変わってきているのではないでしょうか?

もぐら:そんなに変わってないです。優勝しても変わらないし…。当日、優勝したあの場の空気もあまり味わえてなかったかも。正直、ほとんど覚えていなくて、恒例の紙吹雪も今年あった?と思ったほどです(笑)。

かたまり:ギャグも出せなかったし。まぁあれは出さなくて良かったなという気もするけど…。ちなみにこの番組が始まって「サイコゥ! サイコゥ‼ サイコゥ‼」です!

もぐら:コンビ間の空気は結成3年ぐらいとその後で違うかな。前は2人でメシとかも行ってたけど…。

かたまり:ヒマだったから。友達感覚で、ネタ合わせ後に居酒屋行ったり。でもそれ以降は変わっていない。

もぐら:コンビ間で空気を読もうとするときは、ネタを作っているときくらい。それ以外はいい空気です。

かたまり:そして僕たちが察してほしい空気は、タバコを吸いたいとき。休憩したいという空気を出しているので観察してほしいです(笑)。

取材・文=玉置晴子