俳優・シンガーソングライターとして活躍する松下洸平のライブツアー「KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR 2022 〜CANVAS〜」が、1月20日に東京・中野サンプラザホールでファイナルを迎えた。

ライブでは、松尾潔がプロデュースしたデビュー曲「つよがり」や最新ミニアルバムに収録されている「あなた」といったオリジナル曲を歌唱。さらに、出演していた「最愛」(2021年、TBS系)の主題歌である宇多田ヒカル「君に夢中」をアコースティックカバーするなど、全16曲を約2時間に渡って届けた。

■サプライズ発表も!全16曲を熱唱

ツアータイトルの“CANVAS”をモチーフにしたオープニング映像が静かに流れると、自身作詞作曲の「FLY&FLOW」の力強いピアノリフのイントロと共に、ステージにかかる幕に松下のシルエットが映し出され、「皆さん楽しむ準備はできてますかー!!」の掛け声と観客からの大きな拍手でファイナル公演がスタート。さまざまな角度からステージ上で躍動する松下のシルエットが、そしてサビではリリックも映し出される凝った仕掛けでスタートから一気に盛り上げる。

「みんなありがとう〜!」と力いっぱいに声を上げ、観客は声が出せないというコロナ禍でのライブの中、その分精いっぱい振られるファンのペンライトを一身に浴びながら、そのまま2曲続けてアッパーな「STEP!」を披露し、会場の熱を上げていく。

最初のMCでは「声は出せないけど、皆さんの笑顔、伝わってます!」「今日はファイナルですけど、最後まで楽しんでいきましょう!」と思いをぶつけ、「実は21歳の時に一度デビューしたんですよ…」と、2008年に“洸平”名義で最初のデビューを果たした頃の思い出を語り、「いつまでも初心を忘れないでいたい!そんな思いを込めて、僕が20歳くらいのときに作った曲を歌いたいと思います」と、当時の楽曲「止まない雨」「涙の中に君がいる」をライブアレンジで披露。そのままミラーボールの光に包まれながら、バラード「One」を熱唱し美しいファルセットを響かせた。

さらに「僕の青春を作り上げてくれた方です」とプロデューサー・松尾潔について触れ、「何歳になってもずっと歌い続けていきたい、そんな宝物のような曲を松尾さんからいただきました」とデビューシングル「つよがり」を披露。続けて観客と共に身体を揺らしながら、「エンドレス」をエモーショナルに歌っていく。

■「『最愛』に愛を込めて…」主題歌をカバー

ライブも中盤に差し掛かり、「僕にとって一つ一つの作品は、自分をとても大きく成長させてくれます」と出演作品について振り返り、「『最愛』というドラマが記憶に新しく、とても素晴らしい経験をさせてもらいました。『最愛』に愛を込めて、一曲歌いたいと思います」と、宇多田ヒカルの「君に夢中」をピアノとギターのアコースティックバージョンで披露した。

そのままNulbarichのギタリストとしても活躍し、10代からの音楽仲間であるカンノケンタロウと、ファンの中では定番化されつつもあるセッションコーナーへ。MCでは、同じ学校に通い長年の付き合いである2人が音楽を始めたキッカケや、俳優業をはじめたキッカケなど、思い出を振り返る場面も。そして「大好きなものに出会ったときの気持ちを忘れないように、僕はこの曲を作りました」「皆さんも何かを好きになったときの気持ちを思い浮かべながら聞いてみてもらいたいと思います」と、楽曲「Heart」を届けた。

ライブは後半に差し掛かり「会いたくても会えない人がみんなもいると思います。僕はおととしの緊急事態宣言のときに、何か自分にもできないかなぁと思って『みんなが見てる空』という曲を書きました」とファンへの思いを語り、「皆さんが寂しい思いをしたら、空を見上げてみてください。空はつながっていますから!一緒にクラップしながら楽しんでください!」と、「みんなが見てる空」を披露。優しいバンドサウンドと客席からのクラップで会場中が温かい空気に包まれた。

ゆったりと幕を開けたかに見えた後半戦だったが、場内の明かりが落ちるとそのまま「彼方」「KISS」と、ビートに合わせて会場を揺らしていく。ペンライトの光の波がさらなる一体感を作り上げて、「STAND UP!」で会場のボルテージはMAXに。松下は両手を高く掲げて客席をあおったり、立体感のあるステージセットを駆け回ったりしながら、ライブができる喜びを全身で表現した。

そしてここでサプライズ発表。自身作詞作曲のラブソング「KISS」が今春配信されることが決定し、「こういった形で、自分で作った曲をちょっとずつ形にしていければと思いますので、皆さん心待ちにしてくれたらうれしいです」と伝えた。

最後に「皆さんにとって、大切な“あなた”を思い浮かべながら聞いていただきたいと思います」と最新ミニアルバムのタイトル曲「あなた」を披露し、ライブ本編は幕を閉じた。

アンコールを求める大きな拍手に包まれ、ステージ中央にスポットライトの照明が落ちると、ピアノの前に座った松下が再度登場。まだ音源化されていないオリジナルバラード「握手」をピアノ弾き語りで響かせ、会場を感動で包んだ。そのまま「みんなと一緒にもっと素敵な景色を見たい!みんなでもっともっと素晴らしい景色、見たことのない景色を見に行こう!!」とファンへや音楽活動への熱い思いを込めた「旅路」で締めくくり、約1年ぶりのライブツアーを無事走り切った。

■1月20日「KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR 2022 〜CANVAS〜」セットリスト

01. FLY&FLOW
02. STEP!
03. 止まない雨
04. 涙の中に君がいる
05. One
06. つよがり
07. エンドレス(未音源化楽曲)
08. 君に夢中(カバー)
09. Heart(未音源化楽曲)
10. みんなが見てる空
11. 彼方
12. KISS(未音源化楽曲)
13. STAND UP!
14. あなた
15. 握手(未音源化楽曲)
16. 旅路