5年間担当した「ZIP!」(日本テレビ系)のお天気キャスターを4月1日で卒業した貴島明日香。“天気予報の女神”として幅広い層から支持され、毎年大手ニュースサイトが発表している“好きなお天気キャスター”ランキングでは1位に輝いた実績も。そんな貴島が、4月25日(月)に1st写真集「あすかしき。」(小学館)を発売する。3人のカメラマンが担当し、2年かけて沖縄から北海道までいろいろな場所で撮影が行われた写真集は特別な1冊に仕上がった。

今回のインタビューでは、初めての写真集をリリースするにあたっての心境やタイトルに込めた思い、そして卒業した「ZIP!」への思いをたっぷりと語ってもらった。

■2年間かけて撮影したものがギュッと詰まった1冊に

――4月25日(月)にいよいよ1st写真集「あすかしき。」が発売されますね。

写真集を出したいという気持ちはかなり前からあって、私の夢の一つでした。ファンの方も「写真集はいつ出すの?」って言ってくれていたので、「やっと出せる」っていううれしさがあります。

――撮影が始まったのは、実は2年前だったそうですが…。

はい。今回の写真集は、2年前に「(週刊ビッグコミック)スピリッツ」さんの撮影をしたアザーカットから始まっていて、結果的に2年間かけて撮影したものがギュッと詰まった1冊になりました。

――中村和孝さん、LESLIE KEEさん、田口まきさんの3人のカメラマンが撮影をされていて、撮影も沖縄から北海道までいろんな場所で行われたということですが、それぞれのカメラマンの方の印象や撮影の雰囲気の違いを教えてください。

中村さんはリラックスした雰囲気を作ってくださって、ありのままを写してくださる感じでした。ベテランの方なので安心してお任せすることができましたね。LESLIE KEEさんは、その世界観に入り込ませていただいた感じで。

――アーティスティックな雰囲気の写真が多いですね。

はい。風を使ったり、撮影方法も独特だったりで、今までやったことのないような撮影を体験できました。田口さんは女性のカメラマンさんで、北海道で撮っていただきました。肌を見せるような結構挑発的なカットもあるんですけど、女性の方なのであまり気を使わずに撮れた感じもありました。田口さんだから撮れたかなって。皆さんそれぞれタイプが違ったので、いろんな雰囲気を楽しんでもらえると思います。

■“自分をどう表現するか”なので難しかったです(笑)

――「non-no」の専属モデルをされているので撮られることもお仕事のメインの一つだと思いますが、写真集の撮影はまた違いますかね?

ファッション誌は服を見せるお仕事なので、服のことを考えたり、メークのことを考えたり、“どこをどう見せよう?”と考えながら撮っていただいてるんですけど、グラビア誌とか写真集は“自分をどう表現するか”というカットばかりなので難しかったです(笑)。

――ファッション誌とは“主役”が違ってきますからね。

そうなんです。自分がメインっていうのがまぁまぁ苦手なので恥ずかしさもありました(笑)。

――2年の間で写真集での撮られ方に慣れたり、コツをつかんだりは?

最後は北海道での撮影だったんですけど、雪に囲まれた場所で、リラックスして撮影できた気がしますし、なんとなくですけど慣れというか、そういうのはあったかもしれないです。2年前と今とでは顔つきも違っていますし、この2年間はお仕事的にも成長できた期間だったので、写真集でもそんな成長が見てもらえたらいいなって思っています。


■タイトルは「季節を意味しています」

――タイトルの「あすかしき。」はどういう意味が込められているんですか?

国内のいろんな所でじっくりと2年かけて撮影できました。場所もそうですけど、いろんな季節が入っているので“しき”は四季のことです。

――ひらがなで書かれているので、いろんな意味に捉えられそうですね。“明日香式”で、貴島さんのやり方とかスタイルという意味かと…。

それ、結構言われます(笑)。でも、前面に出してるわけではないんですけど、四季が楽しめる写真集なので、季節を意味しています。

――タイトルと同様、写真集の顔となるのが表紙ですが、このカットは貴島さん自身が決めたんですか?

はい。いろいろ候補を出していただいた中で選ばせてもらいました。最初はグラビアっぽい感じのカットになる予定だったんですけど、ちょっと大人になった私を見せたいなと思って、大人っぽいカットを最終的に選びました。

――写真集の反響も楽しみですね。

はい。たくさんの方にぜひ見ていただきたいです。

■今は一日一日が楽しいです(笑)

――写真集は2年間かけて撮影されましたが、「ZIP!」は5年間、お天気キャスターを務められ、卒業されました。

はい。5年間担当させていただいて、「ZIP!」を通して私のことを知ってくださった方がたくさんいて、本当にうれしかったです。でも、自分としても次のステップに進まないといけないなって思って、卒業という選択をさせていただきました。ちょっと不安な気持ちもあったんですけど、卒業してみて、今は前向きな気持ちしかなくて、今は一日一日が楽しいです(笑)。

――視聴者層が幅広いですから、「non-no」の読者層とはまた違う層の方に知ってもらったりも。

そうですね。卒業してからファンの方から声をかけていただくと、いろいろ思い出します。この前、事務所で私宛のお手紙を受け取ったんですけど、小学生の子から頂いたり、幼稚園ぐらいの子がイラストを描いて送ってくれたりしたんですよ。そういうのって「ZIP!」をやっていたからこそだなって思って、うれしい気持ちになりました。

――番組の中でいろんな経験をされたと思いますが、何かターニングポイントとなった出来事は?

そうですね。ホント、毎日がそうでした。1年目、2年目は必死でしたし、3年目から気象予報士の方と一緒にコーナーを担当させていただいて、少し変化があったように思います。それまでは“ちゃんとしないと!”っていう気持ちが強過ぎて、表情とか言い方も固かったと思うんです。

でも、3年目からは素の自分も出せるようになってきて、“どう表現したら伝わりやすいか”とか、視聴者の方の目線に立って考えることもできたので、そこは成長した部分かなって思います。ただ、5年目も毎日緊張してました(笑)。

――もう“天気予報の女神”というキャッチフレーズが使えなくなりますね。

あ〜!(笑) ザテレビジョンさんに付けていただいて、いろいろなテレビ番組でも紹介していただきました。また新しいキャッチフレーズを見つけていただけるように頑張ります(笑)。


――卒業した後は生活のリズムにも変化があったんじゃないですか。

頑張って寝ようとしてもなぜか眠れなかったり、日中眠かったり、5年間やってきた生活を変えるのはまだ時間がかかりそうです。

――夜間とか、自分の時間が増えたと思いますが。

そうですね。お仕事自体は変わらずにやらせていただいてるんですけど、夜の時間帯は、ゆっくり映画を見たり、ゲームをしたりする時間が増えました。

――そして、4月20日発売の「non-no」最新号では初の単独表紙に!

表紙は夢だったんですけど、まさかできるとは思ってなくて、信じられない気持ちです。「表紙をやりたい」って言うこともできないぐらい、自分にはまだ無理だなって思っていたことだったんです。

――これは大きな自信になりますね。

はい。まだまだなので、モデルのお仕事も頑張っていきたいと思っています。

――他に、お仕事でやってみたいことは?

最近は演技のお仕事もちょこちょこやらせていただいて、難しかったんですけど楽しかったので、演技の勉強ももっとやってみたいなって思っています。

――プライベートで挑戦したいことは?

免許を取りたいです。あと、韓国語を勉強したいですね。他には、基本インドアなんですけど、逆にサバゲーとかゴルフとかアウトドアなこともやってみたいです。実際、「ZIP!」を卒業した後に2日間だけお休みを頂いたんですけど、ディズニーに行ったり、温泉に行ったり、自分には珍しく出掛けたりしました。1人でお散歩もしたり、私も新しい生活を送っています(笑)。

――最後にあらためて写真集の魅力も込めて、読者にメッセージをお願いします。

2年間撮影してきたものをギュッと詰め込んだ写真集になりました。私の成長も感じてもらえるんじゃないかなって思っています。初めての写真集なので私も相当気合が入っていますので、見て楽しんでいただければと思います。


◆取材・文=田中隆信