5月6日(金)より「嫌われ監察官 音無一六」(毎週金曜夜8:00-8:54、テレビ東京系 ※初回は2時間スペシャル)がスタートする。同作は、2013年に第一弾が放送され、全6回のスペシャル放送を経て、この度「金曜8時のドラマ枠」で連続ドラマ化が決定した。

警察官の職務及び、私生活に不正が無いかを調べる役職であり、警察官たちから忌み嫌われる「警察の中の警察」の異名を持つ“監察官”。どんなに嫌われようとも監察官としての自分の信念と正義を貫く主人公の音無一六を、小日向文世が演じている。

この度、初回放送に先駆け記者会見が行われ、主演の小日向のほか、一六の実の弟で、なぜかいつも事件捜査に首を突っ込むタクシードライバーの万丈二六を演じる遠藤憲一、元署長で今は居酒屋「みつる」の店主・二宮満を演じる小野武彦、そして、今作より新レギュラーキャスト・四堂厘太郎役に抜てきされた古川雄輝が登壇。撮影現場の雰囲気や、自身の譲れないことなどを明かした。

■連続ドラマ化の意気込み語る

小日向:2時間ドラマを9年越しでやってきて、まさか連ドラになるとは思っていなかったものですから、いよいよ始まるんだなと、とてもうれしい気持ちでいっぱいです。

遠藤:若い時から刑事ドラマの犯人役、歳を取ってからは刑事役をいっぱいもらってきましたが、この話をいただいたときに、警察のドラマで“ただのタクシー運転手”という役どころだったので、すごく斬新なキャスティングだなと思って、喜んでお受けさせていただきました。何年か過ぎてこうやって連ドラになって、うれしい限りです。先輩の小日向さんの背中を見ながら頑張っているところです。

古川:今回新キャラクターとしてこのシリーズに参加させていただいて、非常にうれしく思っています。

小野:僕は今年80歳なんですけど、主役の小日向くんとは40歳のときに初めて知り合いまして、人生の半分が経ちました。知り合ってから40年のうちの4分の1をこの「音無一六」でご一緒しているという事で、かなり長くやっているなぁと。楽しくやらせていただいております。


■毎回大笑いの現場に「本当に最高のメンバーです」

――再集結したチームの雰囲気はいかがですか?

小日向:今までは2時間のスペシャルで、撮影期間が実質10日間くらいのハードなスケジュールで毎回終わっていたんですよね。今やこうやって、もうインしてから2カ月以上経っていますが、毎日のようにみんなと会えるというのが、本当にとても幸せです。

それと、監督たちがすごく手応えを感じていると言ってくださっているので、スペシャルでファンになってくれた視聴者の皆さんには、きっと喜んでいただけるのではないかという思いで、5月6日をわくわくしながら待っています。

メンバーとは、毎回大笑いしながらやっています。本当に最高のメンバーです。おのたけ(小野武彦)さんが演じる満さんの経営する居酒屋にみんなが必ず集まるのですが、それがまるでファミリーのようで、ホームドラマのような時間を過ごせるので、その時間が楽しくて大好きです。

――チームの雰囲気は他のドラマとは違いますか?

小日向:みんなフランクだし、田中美佐子さんと堀内敬子さん女優陣がとっても明るくて、お二人が入ってくると笑いが止まらないんですよね。本っ当に楽しい現場なんです。古川くんがちょっと呆れているんじゃないかなっていうくらい(笑)。

遠藤:ここまでおじさんおばさんがいっぱい出るドラマってないので、おじさんおばさんたちが、ガヤガヤやって、難しいことを喋ったり、ばかなことをやったり、不思議なドラマです(笑)。

――古川さんは、新キャストとしてチームに参加されていかがですか?

古川:最近は、現場で僕が一番先輩になる機会が多かったのですが、(この現場では)気付いたら一番後輩になっていました。先輩の役者さんがたくさんいらっしゃる現場に、僕だけ新しく入るという事で、ものすごく緊張していたのですが、現場の空気感がものすごく良くて、僕のことも温かく迎え入れてくださったので、楽しく真剣に撮影に挑んでいます。

――撮影で苦労したこと、ハプニング、印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

遠藤:俺、ゲラなので、この前も小日向さんと古川くんとの3人の花屋のシーンで、俺から笑い始めちゃって止まらなくなっちゃって(笑)。小日向さんにうつって、最後は古川くんにうつって、スタッフさんはもういい加減にしてくれよっていう顔になってるんだけど、止まらないんだよね。これが多々あるので、気を付けなきゃなと思っています(笑)。

――笑い出したきっかけは何だったのでしょうか?

遠藤:何をやっているというわけじゃないんだけど、なにか真面目なことを喋っているときに、小日向さんの顔を見ておかしくなっちゃって(笑)。些細なことで笑い出しちゃうんだよね。

小日向:そんな変な顔をしている記憶はないんだけど、でもやっぱり、ぎりぎりまで余計な話をたくさんして、急に真面目な顔で本番をやると、役者たちってなんていい加減なんだろうって(笑)。それで真面目な顔をしてやってるエンケン(遠藤憲一)の顔とか見ちゃうと、笑っちゃうんだよねもう(笑)。

――古川さん、小野さんはいかがですか?

古川:小日向さんは、僕の家族にすごく興味を持ってくださって、僕の家族構成とかそういう質問をたくさんしてくださります。僕だけ新しいキャストなので、他のキャストさんに「古川くんはこうで、ご家族はこうで」って、毎回説明してくださってます。

小野:(居酒屋について)レギュラー化する前にお借りしていたところは、雰囲気はとても良かったのですが、正直に言って撮影にはちょっと狭すぎたんですね。入れる人数が限られていて、なかなかそこで自主トレをやったりできなかったものですから、今回は居住性が良くなったので、撮影ははかどるわ、自主トレはできるわで、もう言うことないです。幸せでいっぱいです。


■小日向文世は「一刻も早く自宅に帰る」

――ご自身の“これは譲れない”というこだわりを教えてください。

小日向:僕は基本的に自宅が唯一リラックスできる場所なので、地方ロケに行っても帰れるときには一泊せず必ず日帰りしますね。とにかく一刻も早く自宅に帰ってリラックスしたいというタイプなので、基本的には都内で撮影していようとも、終わったらすぐ帰ります。

遠藤:俺も、日常的なことになっちゃいますけど、絶対に抜かさないのは朝飯。未だかつて仕事に行くときに朝飯を抜いたのは1回だけなんです。Vシネとかやっていた時代なのですが、もう着いたときから腹ペコになっちゃって、「お昼の弁当まだ?」って早飯させてもらって、それ以来絶対に朝飯は抜かないようになりました。

古川:僕こだわりはお酒くらいしかなくて、仕事を頑張った日はいいお酒を飲んで、何もなかった日は安いものを飲んで、グラスと氷にこだわって飲むくらいです。基本は、日本のウイスキーが好きです。太らないようにウイスキーがいいかなと。

小野:テレビや映画、お芝居に限らず、身の危険を感じるような、けがをしそうな状況のときには、自分の意志で止めます。それだけは譲らずにやりますね。それ以外は、皆さんのいう事を「はい」と素直に聞くいいおじいさんです(笑)。安全第一だと思っています。

――最後に視聴者に向けてメッセージをお願いします。

小野:2時間でやっていたものが連続ものになるというのはすごく珍しいことなので、我々も楽しみにしています。ぜひご覧になってお楽しみになってください。

古川:新キャストである、四堂厘太郎が徐々に変化していく姿が今後見えてくると思うので、そういうところにも注目しながら見ていただけたら大変うれしいなと思っております。

遠藤:小日向さんを筆頭に、出演者たちには心の温かい人たちが集まっているんですね。だから、刑事ものだけど、どこかが“ほわ〜ん”と温かみのある作品になると思うので、そこを味わってほしいなと思います。

小日向:刑事ものですが、監察官が警察を監視するというお話なので、今までなかなかありそうでなかった題材だと思います。今まで見てくださっていた方々には連ドラを楽しみにしていただきたいですし、初めて見る方も、一味違ったドラマになっていると思いますので、ぜひ楽しんで見てもらえたらと思います。