コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、幼なじみ男女の恋愛模様を“ビフォーアフター”形式で描いた『2歳差の幼なじみ』をピックアップ。SNSやpixivにて漫画を公開しているイトノコさんが本作をTwitterに投稿したところ、なんとこれまでに約12万以上のいいねが集まり、「尊すぎる」「赤面した」「純愛こそ至高」「キュンキュンする!」などのコメントが殺到。この記事では、作者のイトノコさんにインタビューを行い、創作の背景やこだわりについて語ってもらった。

■いつの間にか立場が逆転…!? 年下男子からの猛アプローチに胸キュン
幼稚園の頃から姉弟のように一緒に育ってきた、2歳差の幼なじみ。日に焼けていて運動好きの活発な女の子は、色白・華奢で泣き虫な、いつも後ろをくっついて回る男の子に「かわいい」「こんな弟欲しかった」と姉のように接していた。しかし、数年で男の子はどんどん成長し、いつのまにか背丈は逆転。ずっと女の子に恋心を抱いていた男の子は、女の子の手首を掴んで引き寄せてみたり、体格差を活かして後ろから覆い被さってみたりと、次々に猛アプローチを仕掛けてくる。そして、そんな状況についドギマギしてしまう女の子。思春期に差し掛かり、“恋愛”を意識するようになった2人の関係は、どのように変化していくのか……。

「意識して意識して!」と必死な男の子に対して、内心意識しつつも素っ気ない態度を取ってしまう女の子。たった2コマという少ない情報の中に描かれた2人の恋愛模様の“ビフォーアフター”が胸キュン必至、尊すぎる、とSNS世代の若者を中心に注目を集めている。

そこで今回、作者のイトノコさんへインタビューを実施。本作を描いたきっかけや、こだわり、作品への想いについて語ってもらった。

■その人がその人らしくいられる相手と楽しく過ごせるように…という願いを込めて
――「2歳差の幼なじみ」を創作したきっかけやコンセプトなどがあればお教えください。
「2歳差の幼なじみ」を思いついたきっかけは、大きめの小学6年生の女の子と小さめの小学4年生の男の子が並んでいるのを見て、体の大きさの違いにびっくりしたことです。この子たちが成長したら、大きさが逆転することもあるかもしれないんだとぼんやり思ったことから想像が膨らんでいきました。コンセプトと言えるか分かりませんが、特に2枚の漫画で表現する時に意識したことは、成長前と成長後の立場逆転です。

――描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
絵の表現では、幼い頃の女の子は日焼けして活発、男の子は色白で華奢な感じ。成長後は逆転した見た目を意識しました。内容は、とにかく自分が楽しく書いてしまっています。心の中の描写をする時は包み隠さず赤裸々に、を心がけています。恋をしている時に、相手の気持ちが全然分からず心の中が分かればいいのになと何度も思ったことを思い出して。こういうシチュエーションだったらこう思っていてくれたら嬉しい、楽しいと思えることを描いています。それと、こだわりとは違うかもしれませんが、この2人の設定云々を抜きにして、その人がその人らしくいられる相手と楽しく過ごしていけますように…という願いを込めてずっと描いています。

――基本的に画像2枚構成で時間の経過を表現しているのが面白いと感じたのですが、こういった形にした理由があれば教えてください。
私はだいぶいい年齢になってから絵を描くようになったので、描くのに慣れていなくて時間がかかります。ちゃんとしたお話作りの経験も、1作描き上げたと言える経験もありません。でも、自分の作品を見てもらいたい、それにはどうしたら良いかと考えたり友達と話したりして辿り着いたのが、ツイッターでたまに見かけた2コマ漫画でした。ジャンルが違う友達も(2コマ漫画で)たくさん反応をもらっていたので、自分もちょっとやってみようかなと思いました。

――読者からの声で印象深かったものなどありますか?
「かわいい」「この2人をずっと見ていたい」と言っていただくことが多いと感じています。初回を投稿した時は続きを描くことは全く考えていなかったのですが、続きを描こうと決めた時も今もずっと、そう思ってもらえる2人を描きたいと思いながら描いているので、とても嬉しく思っています。

――今後の展望や目標をお教えください。
初回を投稿した約1年前は身に余り過ぎる反応をいただいて、それまでイラスト中心だった創作活動がガラっと変わりました。このシリーズ以外にもいくつか描いてみていますが、これの初回の反応には遠く及ばないので…いつか「2歳差の幼なじみ」の初回を超える反応をいただくことが目標です。9.5割くらいあきらめていますが(笑)。時間が許す範囲で挑戦していきたいです。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも作品を見ていただきありがとうございます。続きを描いてもどんどん見てもらえなくなっていった時期もあり、やめておけば良かったと思うことも何度もありましたが、皆さまのあたたかいコメントや反応のおかげで続けてこられました。続けていなかったら見られなかった景色をたくさん見ることができたと思っています。本当に感謝してもしきれません。ありがとうございます。これからも、この作品もそれ以外も楽しく創作していきたいと思っています。よろしくお願いします。