鈴木伸之が主演を務める木ドラ24「自転車屋さんの高橋くん」(毎週木曜深夜0:30-1:00、テレビ東京系)が、11月3日(木)よりスタートする。

同作は、リイド社「トーチweb」で掲載中の松虫あられによる同名コミックを原作にした、世話好き年下ヤンキーと内気なアラサー女子による大人の胸キュンピュアラブストーリー。

WEBザテレビジョンでは、自転車店を営む主人公の高橋遼平役の鈴木と、30歳のアラサー女子・飯野朋子(通称:パン子)役の内田理央にインタビューを実施。それぞれの役への印象や、地方ロケでの出来事、お気に入りのシーンなどを聞いた。

■高橋くんもパン子も“自分の考えをもった人”

――ご自身の演じる役柄について、魅力的だと感じる部分を教えてください。

鈴木:正解か不正解かは置いておいても、自分の考えをしっかり持っていて、自分の思ったことをしっかりと話せるところですね。

内田:自分の意見を人にはっきりと言う事は苦手だけど、ちゃんと自分の考えを持っている人で、芯があるところが魅力的だなと思います。

――役柄との共通点はありますか?

内田:似ている部分は、あまり断れない部分だと思います。パン子は自分の意見を出すのが苦手で、心の中でいろいろ思ってはいても言葉にするのが苦手な子なのですが、私も結構その節があります。やってと言われたら断れないので、似ているなと思っていました。

鈴木:お酒を飲まなかったり、あまり感情を表に出さないところが似ていて、読んでいてもすんなり入り込んでいけるなという感覚がありました。

僕も思ったことしか言わないし、ストレートなタイプですね。白黒はっきりしたいし、嫌なことは嫌、好きなことは好きと言うし、その辺は高橋くんにリンクしているのかもしれません。

■「弱い部分を見逃さないように」

――お互いのキャラクターの印象を教えてください。

鈴木:パン子は、会社のことや家族のことで迷ったり悩んだりする子です。その局面で、パン子が隠し持っている弱い部分を見逃さないように意識しながら撮影をしました。内田さんは、もう“パン子”ですね。

内田:ありがとうございます。高橋くんは、真っすぐでちょっと不器用だけど、心がすごく温かくて優しい男性だと思います。パン子には、高橋くんに出会えたから気付けたことがたくさんあります。

見た目は金髪で「ヤンキーで怖い!?」と思うのですが、出会った当初から鼻がくっつくくらい距離が近くて、強制的にこちらも心を開かされるような、そんな印象があります。

また、高橋くんは、大人になると忘れがちなピュアな心を持っているので、私自身もハッとさせられました。



■岐阜弁に挑戦した鈴木伸之「100点をあげたい」

――演じる際に心掛けたことはありますか?

鈴木:漫画を読んだときから、ちょっとした間や、心の機微がすごく大切になる作品だと思っていたので、そこは実写化しても大切に演じたいなと思っていました。

心がくっついたり離れたり、デコボコした関係が続いていくので、そういう強弱や、うまくいかないときでもお互いを思い合っているような表情などはすごく意識しました。

内田:パン子にはいろいろな試練が待ち受けているのですが、高橋くんといるときは、うそのない状態でいることを心掛けていて、掛け合いや間、一つ一つのキュンとする気持ちも、あまり決め込んでいかずに、その場での空気や感覚を大切に演じました。

――鈴木さんは岐阜弁に挑戦されていますが、いかがでしたか?

岐阜市内と大垣市は車で30分くらいの距離なのですが、イントネーションが若干違うみたいなんです。高橋くんは、昭和世代のおじさんと一緒に住んでいるので方言が強く残っている若者という設定で、毎回方言指導の先生に確認しながら挑みました。

――その出来栄えには、何点をつけたいですか?

もう撮影も終了したので…100点をあげたいです。

■地方ロケで人の優しさに触れ…

――数週間の地方ロケ(原作の舞台である岐阜・大垣市での撮影)はいかがでしたか?現地での印象深いエピソードがあれば教えてください。

内田:町の皆さんがすごく優しく協力してくださって、近くのたこ焼き店の方がたこ焼きを差し入れしてくださったりと、人の優しさやありがたみを感じました。

鈴木:都内にいると、ご近所付き合いとか町全体のコミュニケーションとかを感じづらいのですが、大垣は町全体がみんな家族のようでした。撮影に集まってきてくれる方が皆さん楽しそうに話しながら見学していたのがすごく印象的で、撮影にもたくさん協力してくださいました。空気も水もきれいで、すごくすてきな期間になりました。

――大垣で何かおいしいものは見つかりましたか?

内田:夏の撮影だったので、ご当地の「水まんじゅうのかき氷」を食べました。すごくおいしかったです。あとは、すごくお気に入りのラーメン店があって、「おいしいよ!」とみんなに自慢していたらチェーン店でした(笑)。

■お姫様抱っこに感謝「王子様のようでした!」

――原作者・松虫あられ先生の生まれ育った町ということですが、松虫先生は現場に来られましたか?

内田:何度かいらしてくださいました。

鈴木:予定していなかった日に突然来られたんですよ。それを見かけて、僕ら2人でご挨拶をさせてもらったら、「すごく楽しみにしています。待ちきれなくて早めに見に来ちゃいました」とお言葉をいただきました。僕らのビジュアルを見て満足してくださったみたいで、喜んで帰られました。

内田:先生にそう言っていただいて安心しましたね。コメントでも温かいお言葉をいただいたので、そのおかげで自信を持って演じることができたと思います。

――松虫先生は元々、鈴木さんに高橋くんを演じてほしいと願っていたそうですね。

鈴木:松虫先生が最初に名刺をくださったのですが、その裏に高橋くんの絵が描かれていたんです。お話をしていても、この作品をものすごく愛していて大事な作品であると垣間見えることが多々ある中で、僕に演じてほしかったというお言葉をいただいて、「いいんですか?」と恐縮しながらもすごくうれしかったですね。

――内田さんは、以前から原作を読まれていたそうですが、配役についてはいかがですか?

内田:私自身は原作を一ファンとして読んでいて、パン子を自分が演じるとは全く想像していなかったのでびっくりしたのですが、お話をいただいて鈴木くんが高橋くんを演じると聞いた瞬間、「ぴったりだ!」と。その時点で「もう大丈夫だ」と思いました(笑)。

――お気に入りのシーンはありますか?

鈴木:2人でカップラーメンを食べて、初めてキスをするシーンは思い出深いですね。初めて距離が縮まる瞬間なので、見てくださる皆さんのテンションをグッと上げてくれるシーンになっていたらいいなと思います。

内田:私も一番はそのシーンなのですが、そのシーンの前に、パン子が居酒屋で寝てしまって、高橋くんが運んでくれるシーンがあるんです。その居酒屋でのシーンが本当に大変で…(笑)。

高橋くんがパン子をお姫様抱っこするのですが、「鈴木くんありがとう」「高橋くんかっこいい!」という気持ちでいっぱいでした(笑)。軽々と50回くらいお姫様抱っこしてもらいました。王子様のようでした!

――最後に、視聴者へメッセージをお願いします。

鈴木:2人のおぼつかないやり取りや作品に流れている空気感から、体温を感じていただけたらすごくうれしいです。僕らのうまくいったりいかなかったりする一つ一つの出来事を、一緒の気持ちになって感じ取ってもらって、愛される作品になったらいいなと思います。

内田:胸キュンするポイントがたくさんあります。私もパン子として、高橋くんの一番近くで心臓バクバクキュンキュンしたので、見ている方にも、ピュアな2人にたくさん胸キュンしていただけたらうれしいです!