梅澤美波、乃木坂46の新キャプテンとして「いい意味で“圧”みたいなものを持って引っ張っていけたら」
■梅澤がサプライズで祝福に駆け付けた
本作で山の民を圧倒的な力で率いる"山界の死王"楊端和を美弥るりかとのダブルキャストで演じている梅澤は、先にステージ上に整列して会見に臨んでいた扮装キャスト陣のもとに「遅くなりました、すいません!」とサプライズで登場。
登場の仕方が「OGみたい」などといじられながらも、梅澤は27日に帝劇千秋楽を迎えたキャスト陣に対して「帝劇千秋楽本当におめでとうございます。私は一足お先に千秋楽を迎えまして、でも、この1週間毎日キングダムの皆さんのことを考えていたし、『今日もみんな怪我なく終われたかな』とか、『あと何公演か〜』って勝手にカウントダウンも。ダブルキャストの美弥さんも本番に入って会えない形だったんですけど、しっかりバトンタッチできて良かったなと思いました。誰一人欠けることなく今日(千秋楽)を迎えることができてうれしいので、くす玉でお祝いできたらな」と祝福のメッセージを送り、山の民が運んでくれたくす玉を一同で割って帝劇千秋楽をお祝いすることに。
くす玉を割ると「祝千穐楽 あと51戦」というメッセージが書かれており、「多い!(笑)」「現実を突きつけられた」「ビックリした(笑)」など、それぞれ帝劇千秋楽の安堵(あんど)感もそこそこに、これから大阪・梅田芸術劇場メインホール、福岡・博多座、そして5月11日(木)の北海道・札幌文化芸術劇場 hitaruでの大千秋楽まで、地方公演はまだまだ続くので頑張らないと、という決意を強く意識させられていた。
■新キャプテンとしての思いも
今作では楊端和としてステージで躍動した梅澤は、演じてみてあらためて思った「キングダム」のすごさについて「稽古場から楊端和としても、梅澤美波としても皆様から感じさせてもらういろんな思いがあって。実際に幕が開けてお客様の前でカーテンコールで拍手を浴びた時、皆様もきっと同じように感じてくださっているんだろなと思ったので、この作品はすごく人の気持ち、感情の幅を広げてくれたりとか、誰かの原動力になったり、そういうパワーがある作品だなと演じていて思いました。このまま地方もみんなで届けていきたいなと思いました」と語り、地方公演へ向けて気を引き締めた。
また、梅澤といえば22日に行われた「乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE」初日公演で秋元真夏からキャプテンを継承し、これからの乃木坂46を引っ張っていく新キャプテンに就任したばかり。乃木坂46を率いていくことへの思いについて聞かれると、梅澤は「楊端和みたいな強さを持ち過ぎちゃうとみんなビビっちゃうかなと思うので(笑)。ちょっと柔らかさも持ちつつ、しっかりいい意味で圧みたいなものを持って、みんなを引っ張って行けたらなと思っています」と意気込んだ。
■「キングダム」とは
今作は、原泰久の累計9500万部を突破した同名漫画を舞台化したもので、2人の少年を中心に動乱の春秋戦国時代を描く歴史スペクタクル。春秋戦国時代の中国で、戦災孤児の少年・信(三浦宏規/高野洸)と玉座を追われながらも後に始皇帝となる若き秦国王・えい政(小関裕太/牧島輝)が、時代の荒波にもまれながら友との約束のため、自身の夢のために史上初めての中華統一を目指す物語だ。演出を山田和也、脚本を藤沢文翁が手掛けている。
なお、会見には梅澤の他に三浦、高野、小関、牧島、川島海荷、華優希、美弥るりか、有澤樟太郎、梶裕貴、鈴木大河(IMPACTors/ジャニーズJr.)、神里優希も出席した。
◆取材・文・撮影=ブルータス・シーダ(STABLENT LLC)