「第46回 日本アカデミー賞 授賞式」が3月10日、都内にて開催。最優秀主演男優賞は、映画「ある男」より妻夫木聡が受賞した。

■「悪人」から12年ぶりの受賞

12年前の2011年に開催された「日本アカデミー賞 授賞式」にて、映画「悪人」で最優秀主演男優賞を受賞した妻夫木。「『悪人』という作品でこの場に立たせていただいて、その時は舞台で現場にいることができなかったので、中継で受賞しました。今回は実際にいただくことができて本当にうれしいです!」と笑顔を見せた。

続けて「石川監督、脚本の向井さんとは『愚行録』からずっとやらせていただいて、今回もご飯を一緒に食べながらディスカッションをさせていただいて、この作品に携わらせていただきました」と回顧した。

■とにかく日本映画が大好きです

弁護士を演じるために、現役の弁護士を取材することもあったと言い「『いろいろなタイプの弁護士がいるんですね』と言った時に、『僕は今こういうふうに接しているが、いつもの僕とはまた違いますよ。いろいろな顔がある中で、チョイスしたのがこの顔なんだ』と言われました。その時に『弁護士とはこういう役』『城戸はこういう人間だ』と思っていたのが、いい意味で崩れましたね」と口に。

「『いろいろな顔があるよな』と腑に落とせてからは、山田洋次監督に言われた『“ある”って言うことが大事なんだよ』って言葉がすごく頭に残っていて、その言葉を頼りにこの役を演じさせてもらいました。とにかくその場にある、存在しているっていうことを大事にしましたね」と話した。

最後に「とにかく日本映画が大好きです。これからも盛り上げていけるように、皆さんと一緒に仕事ができたらいいなと思っています。今回はありがとうございました」と言い、締めくくった。

優秀主演男優賞は妻夫木のほか、映画「月の満ち欠け」より大泉洋、映画「流浪の月」より松坂桃李、映画「死刑にいたる病」より阿部サダヲ、映画「ラーゲリより愛を込めて」より二宮和也が受賞した。

司会はフリーアナウンサーの羽鳥慎一、昨年の最優秀主演女優賞の有村架純、プレゼンター及びVTRナレーションは昨年の最優秀主演男優賞の西島秀俊、番組ナビゲーターはオードリーの若林正恭、日本テレビアナウンサーの水卜麻美が務めた。

◆取材・文=大野代樹