木村拓哉が主演を務める“月9ドラマ”「風間公親−教場0−」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系) の第7話が5月22日に放送された。新人刑事として白石麻衣演じる鐘羅路子(かねらみちこ)が登場。キリっとした見た目で活躍する一方で、私生活で不安が漂う展開を見せた。(以下、ネタバレを含みます)

■4人目の新人刑事が風間道場へ

同作は、長岡弘樹の小説を原作に、2020年と2021年に新春SPドラマとして放送された「教場」「教場Ⅱ」の前日譚。風間公親(木村)が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に刑事指導官として当たっていた時代を描く。風間がなぜ冷酷無比な人格となったのか、その謎が明らかになる。

風間とバディを組んで実際の殺人事件の捜査を通してスキルを学ぶ“風間道場”に送り込まれる新人刑事を、赤楚衛二、新垣結衣、北村匠海、白石麻衣、染谷将太が演じる。また、神奈川県警捜査一課の事務員・伊上幸葉を堀田真由、捜査一課の刑事・谷本進一を濱田崇裕(ジャニーズWEST)、同じく刑事・尾山柔を結木滉星、神奈川県警本部捜査一課調整官・眞堂丈史を小林薫、通称・風間道場を考案した神奈川県警警察学校の学校長・四方田秀雄を小日向文世がふんする。

風間が15年前に逮捕した男に襲われた遠野(北村)の無事を、視聴者からも強く祈る声が上がるなか、第7話は風間道場に路子(白石)が着任。舞台俳優が死亡した事件に挑んだ。


■聴取がうまい新人刑事・路子

前の所轄署では被疑者の女のうそを見破るなど、事件解決に貢献して評価を得ている路子。事件の参考人である俳優が首を吊って死亡した部屋の住人で、同じ劇団の女優・筧麻由佳(瀧本美織)と、隣室に住む佐久田肇(大村わたる)への聴収も、威圧感なく、絶妙な距離感でうまかった。

路子を演じる白石といえば、2022年7月期のドラマ「テッパチ!」(フジテレビ系)でのエリート自衛官の役が記憶に新しい。髪を切って臨んだという今回の役もキリっとした見た目で、デキる新人かと思いきや、問題点が明かされていった。


■風間に褒められるが、厳しい言葉を告げられることに

これまでの瓜原(赤楚)や隼田(新垣)とは違い、初めから風間に臆することはなかった路子。「なんとなくですけど」と考察を述べたり、「自分で解き明かせ」や「ここは教場ではない」と風間に突き放されて「厳しい」と言ったり、思ったままに言葉が出るキャラクターだ。

そんななか、人間関係を読み解く勘のよさと、風間がつかんでいた証拠により、犯人を捕まえることができた。風間は「よく仕留めたな」と褒めたが、「男と女の機微について、勘が働くようだ。しかし武道にはこういう教えがある。得意な技を持つことは、同時に致命的な弱点にもなる。覚えておけ」と告げた。

鋭い風間はすでに察知しているのかもしれない。未知子の問題点はプライベートにあった。前半に同棲中のヒモのような彼氏から何かを頼まれているようだったが、ラストでも彼氏から電話が。友人のピンチを刑事としてなんとかしてほしいという内容で、路子は「私を利用するのはやめて」と電話を切ったが、薬物対策課で内密に話を聞きだす行動をした。

本当に私的なだけの行動だとしたら、かなりの問題であることはすぐに分かる。事務員の幸葉と遠野の話をしているとき、路子は「私、仕事で命かけられるかな…」とつぶやいていて、仕事への迷いもあるようだった。優秀でも、つかみどころのなさがある路子に引き付けられた。

「#教場0」がTwitterのトレンド入りする反響のなか、「路子さん、想像以上に重たいもの抱えてる」「路子さんなんで刑事になったんやろ?」「次回大変そうだな」などの声が。瓜原らのように風間と向き合うなかでどう変わるのか、それとも変わらないのか、注目される。

※濱田崇裕の濱は旧字体が正式表記

◆文=ザテレビジョンドラマ部