吉高由里子が主演を務める大河ドラマ「光る君へ」にて、主人公・紫式部を演じる吉高と紫式部の生涯のソウルメイト・藤原道長を演じる柄本佑が、5月28日に京都・平安神宮でクランクインしたことが分かった。

大石静が脚本を務める同ドラマは、紫式部を主人公に、変わりゆく世を自らの才能と努力で生き抜いた女性の愛の物語。千年の時を超えるベストセラー「源氏物語」を書きあげた女性の秘めた情熱と想像力、ひとりの男性への思いが描かれる。クランクインにあたり、吉高と柄本がコメントを寄せた。

■紫式部役・吉高由里子コメント

これからの一年半という長い期間の初日を、ドラマにゆかりのある京都で迎えられたこと、大変うれしく思っています。この平安神宮での撮影は、令和から平安時代にタイムリープをしたような気持ちになりました。いよいよ撮影が始まりますが、戦のない鮮やかな時代なので、普段見られない光景や衣装、四季を楽しめるのかなと思ってます。

紫式部のキャラクターについて、それほど明るいキャラクターというイメージを持っていませんでしたが、今作は好奇心旺盛で多感な女の子になっています。まひろ(紫式部)の成長とともに、源氏物語がどう描かれていくのか、紫式部の興味に気づいていけたらなと思っています。大石さんの情熱的な脚本を照れずに頑張って演じていきたいと思います。

■藤原道長役・柄本佑コメント

準備段階で京都に何度も赴いて、紫式部のお墓や道長ゆかりの場所を巡ってきました。いよいよ撮影開始となり、京都が舞台の物語をまずこの京都から始められること、しかも今日は道長にとってもちょうどドラマ初登場のシーンの撮影で、これから一年半撮影が続く初日に、その大元となるエネルギーを頂けた感じがしていて大変光栄です。

吉高さんとの2度目の共演、また初めて共演する方も多く、非常に楽しみにしています。今のところ大石さんが書かれる脚本が「まあ面白い!」。今日は歩いているシーンの撮影でしたが、早く大石先生のせりふをしゃべってみて、自分の中にどんなことが起こるのかというのも楽しみです。