7月30日に放送された「おかしな刑事16」(テレビ朝日)が、平均視聴率7.4%を記録したことが分かった。瞬間最高視聴率は、朝11時47分にマークした10.0%で、4月9日より同枠がスタートして以来、本作を含め17回の中で最高の数字となった。(本記事内、数字は全てビデオリサーチ調べ、関東地区)

日曜ワイド枠では、テレビ朝日がこれまで積み重ねられてきた長寿ミステリーの傑作選や、帯ドラマ「やすらぎの郷」の総集編などの再放送モノ、そして6月11日には初めての“新作”となる沢口靖子主演の「鉄道捜査官」シリーズ最新作「西村京太郎サスペンス 鉄道捜査官17」などが放送されてきた。

約3カ月・17回の平均視聴率で3.6%と、「誰だって波瀾爆笑」(日本テレビ)、「ワイドナショー」(フジテレビ系)、「サンデー・ジャポン」(TBS系)などの強力裏番組に苦戦を強いられてきたが、今回一気に過去平均の倍以上の数字で健闘した。

7月は、2日に「再捜査刑事・片岡悠介10」(3.5%)、9日に「家裁調査官・山ノ坊晃2」(4.3%)、16日に「森村誠一の終着駅シリーズ31」(5.0%)、23日に「京都南署鑑識ファイル11」(4.1%)ときた中での急上昇。特別裏環境が変わったわけでもないため、非常に興味深い結果となった。

「おかしな刑事」は、伊東四朗がたたき上げの刑事、羽田美智子がエリート警視という凸凹父娘を演じる人気シリーズ第16弾。長きにわたって数々の2時間サスペンスを放送してきた“土曜ワイド劇場”枠などで放送され、今回枠が日曜朝に変わって初めての放送を迎えた。

その内容は、鴨志田(伊東)が通う、美人と評判のおかみが教えるそば打ち教室で、男性が殺される事件が発生。被害者はそば打ち教室の生徒で、その店の大家でもあった。凶器と思われる棒からおかみの指紋が検出された上、男性がおかみに言い寄っていたことが判明。

そんな中、捜査を外されて大ピンチの鴨志田が、娘・真実(羽田)と共に真犯人を暴いていく…というもの。

ちなみに、次回8月6日(日)は、この「おかしな刑事」からの初のスピンオフ作品で、“日曜ワイド”としても初めての完全新作(シリーズ続編ではない)となる「おかしな弁護士」を放送。

これは、苦戦十ン年!?の新米弁護士・姉小路行人(石井正則)が、ついに主役になるというオールドファンにも受けそうなストーリーだ。

あらすじは、住宅街で資産家の老婦人が撲殺される事件が発生。行人は被害者から生前、遺言書について相談を受けていたという不思議な縁があった。

そんな中、被害者のおいが殺人容疑で逮捕され、行人は弁護を担当することになるのだが…。

「おかしな刑事」の高視聴率は、徐々に“土ワイ”ファンが日曜朝帯に視聴習慣を移してきた結果なのか、あるいは単純に「おかしな刑事」シリーズの人気なのか…。

そのスピンオフとはいえ、6日に初めての完全新作が放送されるということで、今回の数字の真価が問われそうだ。