俳優の宮沢りえが、11月3日に都内で行われた映画「火の鳥 エデンの花」初日舞台あいさつに、窪塚洋介、イッセー尾形、吉田帆乃華と共に登壇した。

■宮沢りえが吉田帆乃華にミーハー心爆発

同作品は、手塚治虫の代表作にしてライフワークとなった不朽の名作「火の鳥」全12編のうち、地球と宇宙の未来を描いた「望郷編」を初めてアニメーション映画化したもの。地球から遠く離れた辺境の惑星・エデン17に降り立った主人公・ロミ(声・宮沢)の人生を描く。

登壇した宮沢は手塚治虫の誕生日である11月3日に公開したことについて「偶然なのか、必然なのか分かりませんけれども、すごくうれしいですね。私は、映画の中の火の鳥が手塚さんのように思えて、どこからか手塚さんが初日を見てくれているんじゃないかなと思っています」とにっこり。

また、共に登壇した吉田に触れ、「録音は(キャストごとに)それぞれでやって、私は最後の方だったので皆さんの声を聴きながら録音できたんですけど、その時に(吉田演じる宇宙生命体・ムービーを祖先に持つ少年)コムちゃんの声を聴きながらずっとやっていたので、今なんかとってもミーハーな気持ちで『コムちゃんだ…』って思いました」と打ち明けて会場を沸かせた。

■宮沢りえが半生を回顧「挫折もあり、それを乗り越えてきた50年間」

ほか、演じたロミについて「地球を飛び出て何もない星に行って、ゼロから生活する糧を見つけていくエネルギーは本当にすごいなと思いますし、ゼロからスタートさせる生命力にあふれた女性だなと思います」と告白。

そんな中、作品のテーマである「老いること、生きること」について聞かれると、宮沢は「10代、20代の若さあふれる希望に満ちた時間はとても楽しかったですけど、そこから挫折もあり、それを乗り越えてきた50年間という時間が今の私に豊かさをもたらしてくれている思いますので、この宝物のような経験や時間をなくしてしまうのはもったいないって思っています」と明かした。

◆取材・文=原田健