8月8日に放送された、有村架純主演の連続テレビ小説「ひよっこ」(毎週月〜土曜朝8:00-8:15、NHK総合ほか)の第110回が、平均視聴率23.7%を記録。これまで最高だった8月2日の第105回の23.5%を上回り、またまた最高を更新した。(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)

第110回は、実(沢村一樹)と暮らし始めたみね子(有村)が、“記憶をなくす前の父”はどんな人だったのか、ゆっくり時間をかけて実に伝える姿が描かれた。

その話を聞いて、実が「奥茨城に帰ってみようかな」と言い、ちょうど田植えの季節というのもあって、みね子は一緒に帰ることを決意。

ただ、みね子は先輩・高子(佐藤仁美)も店を辞めた今、人手不足の中で休むのは申し訳ないと勝手に気を使っていると、鈴子(宮本信子)や省吾(佐々木蔵之介)から「大切な仲間のためだから」と快く送り出される…というストーリーだった。

くしくも気温が上昇するにつれて、エンジン全開になってきた感のある「ひよっこ」。

8月に入ってからは、これまでとは趣の異なる盛り上がり方を見せており、長い間、みね子たちにとっては生きているのかすらも分からなかった父が、人気女優・世津子(菅野美穂)にかくまわれているという予想もしない状況に加え、記憶喪失で家族の顔すら覚えていない、という展開に、「悲劇過ぎる」「家族の心情を思うとつらい」との声も。

それもそのはず、これまでどちらかといえば、岡田惠和による会話劇の妙と、“登場人物に誰も悪いやつがいない”という安心感で見る者を魅了してきた同作。

それがいきなり、サスペンスとまでは言わないものの、不条理という言葉がピッタリな出来事によって、せっかく再び巡り会えたのに、心底喜びを分かち合えないという切ない展開が用意されているとは…。

朝ドラウオッチャーでも容易には想像できないストーリー展開に、これまで言葉を選ばずに言うと本作を「ナメていた」人も、一気に引き込まれてしまったのかもしれない。ちなみに視聴率が絶好調の「ひよっこ」は、視聴熱(※)ランキングでも絶好調! 

4月3日のスタート週こそドラマ部門の視聴熱ウイークリーランキングで1位を獲得したものの、そこから約2カ月間はベスト3圏内に入ることがなかったが、7月に入ってからというもの7月3日付け(6/26〜7/2)で2位、10日付け(7/3〜9)で1位、17日付け(7/10〜16)で2位、24日付け(7/17〜23)で4位、31日付(7/24〜30)で2位、8月7日(7/31〜8/6)も2位と安定して上位をキープ。

ちょうどSNSでの反響が大きい竹内涼真扮(ふん)する島谷と、みね子が恋愛モードになったあたりから上昇してきた。

今後は竹内同様に“仮面ライダー出身俳優”(ネクロム/「仮面ライダーゴースト」)で、SNS映えならぬ“SNSハネ”する磯村勇斗とみね子のラブな展開があれば、終盤へ向けてさらなる盛り上がりを見せそうだ。

※SNSや独自調査を集計、今熱い番組・人物・コトバからテレビの流行に迫る新指標。