吉高由里子が主演を務める大河ドラマ「光る君へ」(毎週日曜夜8:00-8:45ほか、NHK総合ほか)の第6回「二人の才女」が2月11日に放送され、ファーストサマーウイカ演じる“ききょう”が初登場した。まひろ(吉高)と、のちに清少納言として名を馳せるききょうの初対面シーンは視聴者に強烈なインパクトを残し、SNSではポジティブな感想が飛び交ったほか「清少納言」がトレンド上位に上がった。(以下、ネタバレがあります)

■まひろ、“ききょう”と初対面

「源氏物語」を生み出した平安時代の女流作家・紫式部の人生を描く「光る君へ」。人気脚本家・大石静氏が脚本を務め、主人公・紫式部こと“まひろ”を吉高、紫式部の生涯の“ソウルメート”となる藤原道長を柄本佑が演じている。

道長の兄・道兼(玉置玲央)こそが母を殺した男だとまひろが知ってしまった第5回。第6回では、まひろが一人の女性と出会う場面が描かれた。紫式部のライバルと言われる女性、清少納言だ。本作では“ききょう”の名で登場する。

花山天皇(本郷奏多)の世となり、宮中では勢力争いが活発化していた。勢いを増す藤原義懐(高橋光臣)の一派に対抗するため、右大臣藤原家の後継ぎ・道隆(井浦新)は若い貴族たちを招いて漢詩の会を開催した。父・為時(岸谷五朗)に同行して会に参加したまひろは、そこで歌人である父・清原元輔(大森博史)に同行していたききょうと対面した。

■「私はそうは思いません」

漢詩の会を前に「はぁ〜、胸が高鳴りますわ!おおいに楽しみましょうね、まひろさま」と興奮ぎみのききょうは、どうやらまひろと同様、漢詩を好む様子。公任が披露した漢詩について道隆に感想を求められたまひろが「唐の白楽天(はくらくてん)のような歌いぶりでございました」と答えると、横から「私はそうは思いません」と声を上げ、「むしろ、白楽天の無二の親友だった元微之(げんびし)のような、かったつな歌いぶりでした」と高らかに述べた。

実に奔放で勝気な、いわゆる“陽キャ”のききょう。演じているファーストサマーウイカは連続テレビ小説「おちょやん」(2020年)でハリウッド帰りの女優“ミカ本田”というアクの強いキャラを演じた過去も持つ。今作で演じるききょうも、活き活きとした意志の強そうな瞳が印象的だ。

■ききょうは「愛嬌やあたたかみのあるキャラクター」

そんな2人はのちに、まひろが一条天皇中宮彰子の女房・紫式部となり、ききょうが同じく一条天皇の皇后定子の女房・清少納言となる。2人が宮中にいた期間にはズレがあるものの、『紫式部日記』には清少納言について“得意顔で偉そう”“利口ぶって漢字を書き散らしている”といった痛烈な人物評が残されている。

一方で、ファーストサマーウイカ自身はききょうについて「愛嬌やあたたかみのあるキャラクター」とも語っている。意気揚々とまひろの感想を否定するききょうだが、その表情からはそれほど嫌味を感じない。むしろ、自分と同じく漢詩好きの姫を見つけた喜び――そんなものすら感じさせるキャラクターだ。

そんなききょうに、視聴者からも熱い感想が続々。明るいキャラクターに「ききょうのキャラ最高にいい!」「ズバッと斬る感じ、いいなぁ。愉快なひと」「空気をあえて読まない感じがいい。これぞ清少納言、解釈一致!」といった好感の声が多く上がったほか「私はそうは思いませんって言ってるききょう、楽しそうww」「まひろに対してマウントとろうっていうんじゃなく、“やっと学問について互角に語り合える相手が現れた”って思ってそう」といった感想も。

反響も大きかった。X(旧Twitter)では放送後、「#光る君へ」が日本のトレンド1位になったほか、「清少納言」も3位圏内に浮上する沸騰ぶり。また、特定のキーワードとともにつぶやかれた言葉を自動で分析する「Yahoo!リアルタイム検索」の「ポスト数グラフ(感情の割合)」機能によれば、「ききょう」に関するポストの80%超がポジティブな言葉とともに発信されたという。

なかなかのインパクトだった初対面を経て、まひろとききょうは今後どんな関係を結んでいくのだろうか。次回は2月18日(日)に第7回「おかしきことこそ」を放送する。