ジャン・リンホー 「度華年 The Princess Royal」より
ジャン・リンホー 「度華年 The Princess Royal」より / (C)2024 Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd. All Rights Reserved.

敵対したまま非業の死を遂げた38歳と40歳の夫婦が 20年前にタイムスリップし、記憶を持ったまま18歳と20歳の自分として人生をやり直す――。そんなファンタジーロマンス時代劇「度華年 The Princess Royal」が3月11日(火)からCS放送「衛星劇場」にて日本初放送される。この作品で男性主人公を務めるのが、現在27歳の注目俳優ジャン・リンホーだ。抜群のルックスで外見は爽やかな20歳に、落ち着いた大人の佇まいで内面は成熟した40歳に…。絶妙のバランスで主人公・裴文宣(ペイ・ウェンシュエン)を演じたリンホーの演技も光る「度華年 The Princess Royal」の魅力に迫る。

■愛はやがて憎しみに…「度華年 The Princess Royal」あらすじ
「度華年 The Princess Royal」より
「度華年 The Princess Royal」より / (C)2024 Youku Information Technology (Beijing) Co., Ltd. All Rights Reserved.


「度華年 The Princess Royal」は、立場の違いから憎しみ合って命を落とした夫婦が結婚前にタイムスリップし、2度目の結婚生活に挑むというユニークな設定のラブロマンス。

王朝の公主・李蓉(リー・ロン)は、権力を狙う名門貴族たちをけん制するため、身分は低いながらも聡明で知られる若者・裴文宣と政略結婚させられる。それでも一度は幸せを望んだ李蓉だが、その後の結婚生活の中で、裴文宣とは愛し合いながらも身分や立場の違いのせいで対立し、やがて憎み合うようになってしまう。

そして、婚姻から20年。宮廷の陰謀に巻き込まれて早すぎる死を迎えた2人はなんと、20年前の自分の体に転生する。自身の身に起きたことに驚きながらも、初めはそれぞれ“2度目の人生”を別々に歩もうとする18歳の李蓉と20歳の裴文宣。だが一転、自分たちを破滅させた陰謀を阻止するため協力することを決める。

■チャオ・ジンマイ×ジャン・リンホーの“ケミ”に注目!

主人公カップルが結婚生活&人生のやりなおしをする、という斬新な設定の本作だけに、主人公カップルを演じる人気スター2人のケミストリーが本作最大の見どころだ。

勝ち気で聡明なヒロイン・李蓉を演じるのは、「ロマンスの降る街」(2024年)でのウー・レイとの共演も記憶に新しいチャオ・ジンマイ。子役時代からキャリアを重ねて身につけたたしかな演技力に加え、くっきりした瞳とちょっと上を向いた鼻先がキュート。自分よりも身分が下の裴文宣に対して勝ち気にふるまい、丁々発止のやり取りを繰り広げる活発な公主(お姫様)をチャーミングに演じている。
「度華年 The Princess Royal」より
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「度華年 The Princess Royal」より
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そして、公主との結婚など考えられない家柄でありながら朝廷の権力闘争に巻き込まれて公主を妻にし、大人にならざるを得なかった青年・裴文宣を演じるのがリンホーだ。

1997年12月生まれのリンホーは、2002年9月生まれのジンマイよりも実年齢で5歳年上。理系大学生だった2019年にスカウトで芸能界入りし、2020年、時代劇ドラマ「探偵麗女〜恋に落ちたシャーロック姫〜」でいきなり主演に抜擢された経歴を持つ。

■デビュー作で主演、SNSフォロワー数1,300万超…完璧すぎるジャン・リンホーとは?

大学時代から成績もよく、190センチの高身長で“学校イチのイケメン”と注目を集めていたという完璧ぶり。初主演作「探偵麗女」はキスシーンもあったが、「手をどこに置いたらいいかすらわからなかった」というド緊張の中で人気女優チェン・ヤオと甘いシーンを作り上げ、一躍注目を集める存在へと駆け上がった。

2022年にはドラマ「蒼蘭訣(そうらんけつ) 〜エターナル・ラブ〜」でヒロイン・小蘭花(ユー・シューシン)が憧れるイケメン戦神・長珩(ちょうこう)を演じ、その孤高で紳士的なキャラクターから大ブレイクを果たした。

デビューからわずか5年で中国版SNS・博微(Weibo)のフォロワー数は1,268万人。公式Instagramのフォロワー75.2万人を加えれば、ゆうに1,300万人を超える人気ぶり(ともに2024年3月現在)。今作で演じている裴文宣も、顔面の美しさに加え勝ち気な公主に気おされがちな、ちょっと情けない表情までコミカルかつ愛嬌たっぷりに作り上げている。

■ときめき必至!ぎこちない2人のやりなおし愛
「度華年 The Princess Royal」より
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そんな2人による、見た目は新婚、中身は熟年夫婦な関係がなんとも魅力的だ。

2度目の人生では別々の人生を生きようと一旦は互いに同意したにも関わらず、裴文宣はいざ彼女の屋敷を出る場面になると名残惜しそうに侍女に伝言を言づけたり、李蓉に危険が及んでいることを知れば馬を駆って助けに走ったりと、18歳の李蓉が気になって仕方がない。憎まれ口をききつつも、さりげなく外套を貸してやったり、魚を獲ってきて焼いてやったり…と、気づけば手を差し伸べている裴文宣。その姿が愛おしい。

それもそのはず、外見こそ20歳の裴文宣だが、中身は李蓉と20年夫婦として過ごしてきた40歳の宰相なのだ。実年齢27歳のリンホーが、そんな酸いも甘いも嚙み分けた大人の包容力を絶妙に体現している。

「度華年 The Princess Royal」より
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2人の距離が縮まっていく過程も絶妙にロマンティック。初めこそ親友のようにサバサバしているが、しだいに裴文宣がふざけて李蓉に寄りかかったり、抱きしめたりと甘やかな空気が生まれ、李蓉もまんざらでもない顔で受け止める。“攻め”の公主を演じるジンマイと、それを受け止める“守り”のリンホーが作り上げるコンビネーションも抜群で、ぎこちない2人のやりなおし愛にときめき必至だ。

■“2度目の人生”に立ちはだかるサスペンス要素

そんな李蓉と裴文宣のロマンスに加え、2人が立ち向かわなければならない権力闘争もストーリーを盛り上げる。

李蓉の父である皇帝や、弟である太子ら孤独なリーダーに加え、さまざまな立場から立身を画策する貴族たちが2人の2度目の人生を取り巻いていく。“悲劇を回避できたら離縁”という契約結婚からスタートした2人の関係だが、周囲を取り巻くこの微妙なパワーバランスが崩れれば、前回の人生を上回る悲劇に一直線だ。

そんなギリギリの攻防に、聡明な李蓉と裴文宣が知恵を合わせて立ち向かう。賢い李蓉と裴文宣が、相手の碁の打ち筋から“2度目の人生”だと見破る展開も痺れるが、そんな2人をドロドロの権力闘争が追い詰めていく展開も実にスリリング。意外と気が合う2人が繰り広げる頭脳戦にも注目したい。

一度は憎み合った夫婦の“やりなおし愛”にときめき、宮廷を舞台にした本格権力闘争サスペンスに手に汗握る…。中国での配信直後から好評を博し、最終的に中国国内で2024年を代表する人気ドラマに数えられるまでに成長した「度華年 The Princess Royal」。刺激たっぷりのファンタジックラブロマンス作品としても、人気・実力を兼ね備えた最旬スター、ジャン・リンホーの最新時代劇としても、この機会にじっくり堪能したい一作だ。

◆文=酒寄美智子