
3月7日(金)から3月29日(土)まで東京・明治座、以降4月5日(土)から6月1日(日)まで富山、愛知、静岡、大阪、広島、福岡、宮城、埼玉にて上演されるミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」の公開ゲネプロ&囲み取材が3月6日(木)に明治座にて行われ、メインキャストの市村正親、鳳蘭、美弥るりか、唯月ふうか、大森未来衣が囲み取材に登壇。稽古場でのエピソードや、劇中のキーワード「しきたり」という言葉にちなみ自身のルーティンを語った。
■日本初演から半世紀以上愛され続ける名作ミュージカル
同作は、結婚に必要なのは「愛」なのか「金」なのか、政治的思想と理想の家庭は両立するものなのか、宗教の違いを超えて人は幸せになれるのか、親の信念を子どもたちに押し付けることは良いことなのかなど、激変する世界情勢の中、いつの時代でも、どの国でも通じる今日的なテーマを、軽妙なセリフ回しと軽快な音楽、ダンスシーンで訴える名作ミュージカル。
1964年にブロードウェイで初演され、トニー賞ミュージカル部門の最優秀作品賞、脚本賞、作曲賞など7つもの賞を獲得。ブロードウェイでの上演は1972年まで8年間も続き、3242回という当時としては記録的なロングランを達成した。
日本初演は1967年秋、東京・帝国劇場での2カ月公演で幕が開いた。2004年からは“21世紀版”「屋根の上のヴァイオリン弾き」と銘打ち、市村が主人公・テヴィエを務め、今回で7演目の公演となる。妻・ゴールデ役を演じるのは、市村にして“最強の女房”と言わしめた鳳。2009年、2013年、2017年、2021年以来の再タッグで“名コンビ”が復活する。
■市村正親、娘役5人と焼き肉で親睦深める
稽古場での印象的なエピソードを問われ、美弥は「お二人(市村と鳳)を稽古場で見られる機会があるということに感激していました。“あ、本当に実在しているんだ…”じゃないけど、こんなに気さくに話しかけてくださったり、アドバイスをくださったり、こんなことが役者人生の間に経験できるなんてと、毎日感謝していました。なので、食い入るように稽古中も見すぎてすみません」と恐縮。
唯月は「家族のシーンを初めてやるときに、流れる空気感で“帰ってきたな”という気持ちになって、パパのハグ、ママの愛の言葉というものにいつも元気をもらっていて、ホーデルもそうですし、私自身も毎日すごくエネルギーをいただいていました。パパ、ママ、ありがとう」と感謝した。
大森が言葉に詰まっていると、市村は「いいんだよ、焼き肉のお礼でも(笑)」と助け船。それを受け大森は「先日、パパが娘たち5人を焼き肉に連れて行ってくださいまして、そこで楽しくお話ししながら、おいしいお肉を食べさせていただきました。ありがとうございました」と伝え、美弥、唯月も口々に「ありがとうございました!」と続いた。
家族の雰囲気がばっちりだと記者から言われると、市村は「そう思って焼き肉に連れて行ったんです」とにんまり。「やっぱり稽古ばかり、いつもお芝居の中だとね。食べたり飲んだりするとちょっとくだけるので、それでいいチームになるのではないかなと」と笑顔を見せた。

■鳳蘭、お気に入りの数字に縁起を担ぐ「あったら『今日はいい日!』」

劇中で何度も出てくる「しきたり」という言葉にちなみ、自身のルーティンを聞かれると、大森は「朝起きてストレッチをします!」と回答。唯月は「舞台に立つ前に、鏡の前で自分に向かって『行ってきます、よし!』と自信をつけてから行っています」と答えた。
美弥は「私は舞台に関してルーティンを作ると、それを忘れたときにきっとすごく不安になっちゃう性格なのであえて作っていないんですが、家では、毎日朝起きたら玄関を磨きます」と明かした。
鳳は「私は22日生まれなので、22が好きで、毎日楽屋入りするまでに車のナンバープレートを見て、『今日は何台22があった』と数えています。“22-22”があったら『今日はいい日!』って」とかわいらしい一面をのぞかせる。
市村は「僕は必ず楽屋で、ご先祖様、お父さんお母さん、いろいろな先生方に手を合わせて、発声練習をしてから向かっています」と答えた。
市村は、同作を「架空の話だけど、まるで自分のことのように、喜んだり、悲しんだり、ほほ笑んだり、そういう形で実際の親子として体験しているなという気がして、非常に大好きな作品です」と語る。鳳も「曲を聞いただけで涙が出るくらい、入りまくっています」と頷いた。
最後に市村は「すごいパワーとドラマといい音楽を持って、いい俳優を連れて(全国ツアーに)行きます。ぜひ楽しみに待っていてください。今回は7演目ということもあり、以前とはまた違う。やっぱりお芝居は長く続けているといろいろなことが体に染み込んできて、また新しい発見もできるので、今回は今回でまた新しい『屋根の上のヴァイオリン弾き』をこのメンバーとやります。お待ちしております!」と呼び掛けた。



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