BTSが6月13日にデビュー12周年を迎えた(画像は2022年第64回グラミー賞での様子)
BTSが6月13日にデビュー12周年を迎えた(画像は2022年第64回グラミー賞での様子) / 写真:ロイター/アフロ

グローバルボーイズグループ・BTSが、6月13日にデビュー12周年を迎えた。ここ数日はメンバーの除隊ニュースも相次ぎ、グループ活動再開への期待が日に日に高まっている。ファンが待ち望むのは、7人全員がそろった“完全体”でのパフォーマンスに他ならないだろう。除隊ラッシュと記念日が続き、熱気が最高潮に達する今、改めて彼らの軌跡を振り返る。

■BTSは空前の“推し活”ブーム・K-POP部門の立役者

2013年6月13日に1stシングル「2 COOL 4 SKOOL」でデビューした韓国の7人組グループ・BTSは、全世界にK-POPカルチャーを広げ、アイドルグループからグローバルアーティストへと成長。新曲を発表するたびにアメリカのBillboard、イギリスのオフィシャルチャート、日本のオリコン、iTunes、Spotify、Apple Musicなど世界有数の音楽チャートで記録を塗り替え、CD販売数のみならず、ミュージックビデオの再生回数、SNS指標などもすべてトップクラスの世界的人気グループだ。コンサートも世界中でスタジアムツアー規模で開催、国連で演説をするなど、活動は広がり続けている。

メンバーは年齢順にJIN、SUGA、J-HOPE、RM、JIMIN、V、JUNG KOOKで、平均年齢は30歳(2025年6月13日現在)。BTSのファンクラブ名、そして彼らを“推している”人たちは「ARMY」と呼ばれ、昨今の“推し活”ブームが活発な中で、日本でもARMYを取っ掛かりとして韓国文化そのものを楽しむ人たちが一気に増えた。ARMYはSNSなどを通じて日がな一日寝ても覚めても、彼らの話す言葉、身に着けている物、食した物まで観察して愛して過ごし、7人の関係性に癒やされたり、歌やパフォーマンスの実力を堪能して“推し活”を充実させてきた。

■約1年半の兵役…除隊ラッシュ

ところが、韓国のグループを推すファンたちの宿命ともいえるのが、推しに兵役が訪れること。健康な韓国男性であれば兵役の義務があり、芸能活動をしていても陸、海、空軍や海兵隊に配属され、訓練や任務に従事する期間が課される。複数メンバーで活動するボーイズグループにとっては、その間は活動を一時休止したり、再始動まで長い時間を要するケースがあり、BTSも例外ではなかった。

それが6月10日にRMとVが、翌11日にはJIMINとJUNG KOOKがそれぞれ約1年半の兵役を終え、陸軍を除隊した。公益業務に従事する社会服務要員として勤務中のSUGAは、6月21日(土)に義務を終える予定で、7人での再始動の日が近い。

メンバーそれぞれがソロ活動をしたり、コミュニケーションアプリでARMYにメッセージを送り守ってきたBTSの活動が完全に戻ってくるというわけだ。

■グローバルスターなのに無邪気な笑顔にキュン

BTSがパフォーマンスする映像からは、とにかくARMYたちの前で歌って踊るその瞬間が“楽しい”と心から彼らが感じていることが分かる。何万人という大観衆を前にしていても、カメラで抜かれたメンバー一人一人の笑顔は、すぐそこにいるファンと遊んでいるような余裕が感じられるのだ。エンターテインメントの最前を行く者たちにはさまざまなプレッシャーや大変な思いはたくさんあるだろう。けれど、コンサートのステージに立つうれしそうな7人の姿は、見ているほうにも多幸感を与えてくれる。

6月20日(金)には、2022年に実施されたコンサート「BTS Yet To Come in BUSAN」のライブドキュメント「BTS: Yet To Come」がディズニープラスで配信される。圧倒的なパフォーマンスと熱狂的な歓声に包まれた現場のすべての瞬間を記録したもので、「Dynamite」や「Boy With Luv」「Butter」など大ヒット曲の数々はもちろん、会場に打ち上がる花火やアミボム(ARMYが持つペンライト)の美しさまで存分に堪能できる。

コンサートの生中継では使用しなかった「シネマティック専用カメラ14台」を総動員し、超近接ショット、フルショットをはじめとする多彩なアングルで撮影されたメンバーの姿が収録されている。終始コンサート会場の真ん中にいるようなリアルな臨場感と共に、聴きなじみのあるセットリストを一緒に口ずさみながら、BTSの完全体復活の日を待つのもいいかもしれない。

◆文=ザテレビジョンシネマ部