――主演の吉岡里帆が「タイトルは“ケンカツ”で皆さんに浸透したらいいなと思っています!」と期待感を込めるのが、生活保護の現場を描く同名コミックが原作の「健康で文化的な最低限度の生活」(フジテレビ系)。吉岡は新人ケースワーカー・義経えみる役、そして指導係としてえみるを優しく支える先輩ケースワーカー・半田を井浦新が演じる。

吉岡「えみるは良くも悪くも普通の子。就職したばかりでまだ何も知らないけど、ケースワーカーという仕事を通して人の人生や人の痛みに初めて触れ、少しずつ変わっていきます。その成長をしっかり演じたいです」

井浦「僕は演じさせていただく半田のように、吉岡さんを常に見詰めてサポートすることを徹底していければと思っています」

吉岡「本読みをさせていただいたら、井浦さんは半田さんそのもので。こんな先輩に恵まれたえみるは幸せ者だなと思います」

――吉岡と井浦は、実は今回が2度目の共演となる。

吉岡「私のドラマデビュー作『眠れぬ真珠』(2015年dTV)で共演させていただいていて。ただ、そのときは間接的な共演でしたので、私は今回初共演のような新鮮な気持ちで挑みたいと思っています」

井浦「同じくです。前回は共演と言っても“電話越し”の形で」

吉岡「そうなんですよ(笑)。私が執拗に新さんの演じる男性をストーキングしている役で。昔から新さんのファンでしたので、本読みを一緒にさせてもらいうれしかった記憶があります」

井浦「そのときに吉岡さんが僕にごあいさつしてくださって、『井浦さんの作品は昔から見ています』って。ちゃんとされている方だなってすごく印象に残ってます」

吉岡「いえいえいえ(照笑)」

井浦「不思議なご縁を感じるんですが、半年ほど前も、いろんなドラマの出演者が出ている番組の中で、僕がぼーっとしていたら、吉岡さんが『以前共演させていただいたことがあるんですが』とスッとごあいさつに来てくださって。そういう好印象が積み重なっていたので、今回は向き合ってお芝居させてもらえるのが楽しみです」

吉岡「私もいつか直接向き合ってお芝居できたらいいなと思っていたので、今回は夢みたいなお仕事だと感じています」

――生活保護のシビアな現実を突き付ける作品だが、受給者の自立への希望も描かれていく。

井浦「普通に日常を生きていると視界に入らなかったり、目を背けていたりするものがあると思いますが、この作品はそこに目を向け、おかしみを持たせながらも心に響くように作られています。見ている方に問題を押し付けるのではなく、自分に置き換えて考えてもらえる作品じゃないかと思います」

吉岡「本当にその通りですね。社会問題を取り扱っているので、内容はとてもシビアですし、私たちも慎重に立ち向かっていかないといけないと感じています」

井浦「知らないままの方が楽なことも出てくると思いますが、どんなに重い内容でも、心にちゃんと届く作品にしたいです」

吉岡「そしてやはり夏ドラマですので、難しい題材ではあっても、それを超えるエネルギッシュさで希望のある作品にしたいです。どうすれば一歩前に進めるのか悩んでいる方はぜひ見てください。一緒に進んでいければと思います」

Profile●よしおか・りほ=1993年1月15日生まれ、京都府出身。B型。10/12[金]公開の映画「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」に出演●いうら・あらた=1974年9月15日生まれ、東京都出身。A型。今秋公開の映画「止められるか、俺たちを」に出演(ザテレビジョン)