東野圭吾作家デビュー30周年を記念して書かれたミステリー小説を、篠原涼子&西島秀俊で実写化した「人魚の眠る家」が、11月16日(金)に公開される。

まな娘がプールで溺れて意識不明に陥り、過酷な状況に見舞われた離婚寸前の夫婦・薫子(篠原)と和昌(西島)が下す決断と苦悩を描いた本作は、日本を代表する小説家である東野原作のヒューマンミステリー。

東野作品といえばミステリーとして上質であることは言わずもがな、阿部寛が演じた「新参者」シリーズの加賀恭一郎や、福山雅治が演じた「ガリレオ」シリーズの湯川学など、個性的で魅力的なキャラクターばかり。

謎を解決していくうち、裏に隠された人々の思いが次第に明らかになっていく心情描写の巧みさにも定評があり、泣けるミステリーとして多くのファンの心をつかんできた。

そんな数々の名作を生み出してきたヒットメーカー・東野原作の小説が、2018年から2019年にかけて「ラプラスの魔女」や「マスカレード・ホテル」など実写映画化される数は6本にもおよび、さながら“東野圭吾イヤー”と言ってもいいほど。

そんな東野圭吾イヤー真っただ中の11月16日(金)に公開される本作は、東野自身きっと映像化は不可能だろうと予想していたそう。そんな本作がなぜ映画化されるに至ったのか。

新垣弘隆プロデューサーは、初めて原作を読んだ時に「自分にも、誰しもに起こる設定に一気に引き込まれた」という。

「何が正しくて、何が誤っているのか、結論はありませんが、東野圭吾先生が描くこの物語は、近い将来、医療や科学技術の発展がもたらすであろう先見的な時代性、倫理観を揺るがしかねない人類の欲望、それらが交錯する人間ドラマが見事に表現された作品であり、心に深く刺さる題材だからこそ、ぜひとも映画化したいと思いました」と語る。

新垣Pが語るように、誰もがこの映画を見れば、“善悪”の価値観が根底から揺るがされ、もしこの物語のような出来事が本当に自分の身に起きてしまったら、と考えられずにはいられないはず。

そして本作で監督を務めたのは、新垣Pも「深いテーマを一つのエンターテインメント作品としてしっかり作り上げる堤監督こそ、この原作を最も魅力ある映画にしてもらえる確信がありました」と全幅の信頼を寄せる日本映画の鬼才・堤幸彦。

愛するわが子の悲劇に直面し、“究極の選択”を迫られた夫婦の決断、衝撃と感涙の東野ミステリーからこの秋、目が離せなそうだ。(ザテレビジョン)