知英が、鹿児島・薩摩川内市を舞台にした三浦貴大主演の映画「大綱引の恋」でヒロインを務めることが分かった。知英は「佐々部監督の世界観の中で、思いっ切り演じてみたいとワクワクドキドキしています」とコメントを寄せた。

■ 鳶(とび)の跡取りと研修医による切ない恋…

映画「大綱引の恋」は、鹿児島・薩摩川内市に420年続く勇壮な“川内大綱引(せんだいおおづなひき)”に青春をかける鳶(とび)の跡取り・有馬武志(三浦)と、甑島の診療所に勤務する韓国人女性研修医のヨ・ジヒョン(知英)との切ない恋と、2人を取り巻く家族模様を描く作品。

家族愛をテーマにした作品を世に送り出し続けている佐々部清監督により、2人の恋愛を通して「結婚とは?」「家族とは?」に迫る。

「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」(2010年)で“日本アカデミー賞第34回新人俳優賞”を受賞するなど、その演技力を評価されている三浦には、淡く切ない恋心をどう演じるのか。

三浦は「家族、そして国を超えた文化、愛情を今持てる力で、丁寧に演じていければと思っています」と意気込む。

一方、知英が演じるヨ・ジヒョンは、武志が思いを寄せる、下甑島の瀬々野浦診療所に勤務する研修医。ミュージシャン、そしてクリエーターとしても活躍する知英の演技に期待が高まる。

映画「大綱引の恋」は、2020年11月に鹿児島で先行公開、その後2021年5月に全国で公開される。

■ 映画「大綱引の恋」ストーリー

有馬武志(三浦貴大)は鳶職・有馬組の三代目だが、35歳にしてまだ独身。鳶の親方でもあり、“大綱引”の師匠でもある父親寛志から常々「早う嫁をもろうて、しっかりとした跡継ぎになれ」と、うるさく言われている。

仕事柄女性と巡り合う機会が少ない上に奥手の武志には、交際している女性がいない。

とある日、消防団員でもある武志が、川内駅のコンコースですれ違いざまに倒れた老人の救命措置をしているところに、甑島の診療所に勤務する韓国人女性研修医のヨ・ジヒョン(知英)が通り掛かり、連携プレーにより老人の命は救われる。

お互いに名前を名乗ることもなく別れた2人だが、後日韓国からの訪問団の通訳のボランティアで、偶然にも再び出会う。

大学で学んだ韓国語を得意とする武志は、ほどなくジヒョンと心を通わせるようになる。

年に1度、秋分の日の前夜に催される“大綱引”が近づくにつれ、さらに父親から、国が違うことを理由に反対されればされるほど、2人の恋心のボルテージは上がっていき、結婚を意識するようになる。

しかし、“大綱引”開催日直前に武志はジヒョンから「あと2週間で研修期間が終わり、帰国して韓国の病院で勤務することになっているの…」と告げられる。

果たして海を越えて日本と韓国とで離ればなれになる2人の恋の行方は?

■ 三浦貴大コメント

佐々部監督の作品の中で生きられることが、今から楽しみでなりません。家族、そして国を超えた文化、愛情を今持てる力で、丁寧に演じていければと思っています。

■ 知英コメント

佐々部監督の「チルソクの夏」(2004年)という作品がすごく好きです。日韓交流の淡い恋模様など、繊細にノスタルジックに描かれていたのが忘れられません。本作品は、いわば現代版「チルソクの夏」に思えました。

綱引きという行事が韓国と日本の間で古くから伝えられていた文化で、交流が行われたこともうれしく思います。

佐々部監督の世界観の中で思いっ切り演じてみたいと、ワクワクドキドキしています。共演の三浦貴大さんとは初めてご一緒させていただきますが、海を越えた2人の恋を精いっぱい演じます!

■ 佐々部清監督コメント

お二人それぞれに、お会いしました。三浦クンは朴訥な印象、知英さんは逆に煌びやかな印象。

対照的な2人に共通していたのは、真っすぐに映画に向き合う強い意志。そんな2人がどう化学反応するか、そこが見たくなりました。(ザテレビジョン)