木村多江主演のドラマ×マンガ「お父さんと私の“シベリア抑留”―『凍りの掌』が描く戦争―」(夜9:00-10:00、NHK BSプレミアム)が、8月10日(土)に放送される。

本作は、父親が戦後に体験した「シベリア抑留」を題材とした作品の制作を決意した女性漫画家が、悪戦苦闘しながら作品を完成させていく日々を描く。

主人公のモデルとなるのは、2012年に「凍りの掌―シベリア抑留記―」で文化庁メディア芸術祭漫画部門新人賞を受賞したおざわゆき。主人公の人生を明るく軽妙なタッチでドラマ化し、そこにCG動画と人気声優の小野賢章らによる音声で映像化した「凍りの掌―シベリア抑留記―」を交差させ、物語を展開していく。

今回、放送に先駆けて平体雄二プロデューサー、ドラマ演出・制作統括の小山靖史氏、木學卓子ディレクターに話を聞いた。

主演を務める木村について、小山氏は「原作を読んでいただいた上で、また、おざわ先生の作品を熱心に何冊も読み込んだ上でこの方を演じてみたいということで受けていただきました」とオファーについて語る。

また、木村が漫画を描くシーンがあるが、平体プロデューサーは「えんぴつでのシーンはご本人がやっています。おざわさんの仕事の様子を撮影したビデオを見て、木村さんは勉強してから撮影に入ってくださいました」という。そんな木村が演じる“漫画家”シーンにも注目だ。

木村の夫役に小手伸也を起用した理由について、小山氏は「本当に芝居はうまい方。木村さんや古谷一行さんという芝居のうまい方の中で負けない、かつ旬の人ということでお願いしました」と明かす。

役どころは妻を支える優しい夫だが、平体プロデューサーは「真面目な役をやるのが初めてだって。何もしないのは初めてだって言ってました(笑)」と個性派俳優ならではの戸惑いがあったという裏話を披露した。

さらに、ドラマシーンの他に漫画シーンがあり、その漫画パートには2.5次元舞台で人気を集める黒羽麻璃央が出演している。

今回が声優初挑戦となる黒羽だが、木學ディレクターは「黒羽さんはもちろん、声優の皆さんは漫画を読み込んでくださっていたので、アフレコはスムーズに進みました」という。

また、黒羽は作中でロシア語を披露しているが、「一生懸命練習してくださって、飲み込みも早かったです」とのこと。

通常のドラマとは違う、同作独自の漫画での戦争描写も見どころとなりそうだ。(ザテレビジョン)