10月5日、SKE48が劇場デビュー11周年を迎え、ホームである名古屋・栄のSKE48劇場では「11周年特別公演」が開催。SKE48は48曲を連続で披露するセットリストで11周年の歴史を振り返り、ファンと共に記念日を祝った。

休養中の松井珠理奈と舞台に出演中の都築里佳を除く全メンバーが出演した同公演は、2008年の劇場デビューから2012年5月14日のチームE「逆上がり」公演初日までを振り返る映像が最初に流れると、その後メンバーが登場し、チームS 1st公演の表題曲「PARTYが始まるよ」からスタート。

3曲目の「会いたかった」は斉藤真木子と高柳明音の2期生2人が歌い、「制服の芽」公演で珠理奈らが歌っていたユニット曲「思い出以上」は、井上瑠夏、野村実代、北川愛乃というチームSの若手3人がパフォーマンス。いつもはふわふわしている井上だが、センターに立つと、普段の印象とは違った力強いダンスで輝きを見せた。

すると、「手をつなぎながら」公演の「雨のピアニスト」には、チームEから大人メンバーの須田亜香里、斉藤、谷真理佳が登場。「思い出以上」の3人とは対照的に、しっとりとしていながらも情熱的なナンバーを、大人っぽく艶やかに踊ってファンを大いに魅了した。

また、実際にその地に歌碑も立っているご当地ソング「羽豆岬」では、井田玲音名、上村亜柚香、佐藤佳穂が粋な演出を。オリジナルメンバーがいなくなってしまった同楽曲だが、佐藤が今春卒業したオリメンの先輩が大好きいうことで、3人はフリーの振り部分で“命”ポーズを披露して、卒業した先輩への愛を表現した。

現在グループで最若手となる9期生は、チームEの1st公演「パジャマドライブ」から「命の使い道」を歌唱。この楽曲は曲中の都築のセリフが見どころの1つであったが、あいにくこの日は都築が休演。だが、該当の部分には都築のVTRがちゃんと用意されていて、思わぬ不意打ちにファンからは笑い声も聞こえた。

高柳明音の“直訴”から生まれた公演「ラムネの飲み方」からは、高柳センターの楽曲「クロス」を高柳、北野瑠華、日高優月が披露。息の合った勢いあるパフォーマンスに、客席からはこの曲ではおなじみの“超絶イケメン”コールが飛んだ。

そして、ファンからの人気の高い楽曲「片想いFinally」を歌ったのは、お披露目の曲の次にやったのがこの曲だったという7期生たち。浅井裕華と末永桜花を中心に、躍動感あふれるパフォーマンスで、勢いを存分に見せつけた。

その後、再び映像が流れると、今度は2012年5月16日に発売された「アイシテラブル!」から2014年12月10日リリースの「12月のカンガルー」までをプレーバック。

映像が明けて最初の曲は「アイシテラブル!」のカップリング曲「ハレーション」。“セレクション8”という当時の“歌唱選抜”8人が歌ったこの曲には、当時研究生ながらオリジナルメンバーに名を連ねていた古畑奈和を筆頭に、杉山愛佳、野島樺乃、山内鈴蘭、白井琴望、高柳明音、佐藤佳穂、谷真理佳が登場し、持ち前の歌唱力を存分に発揮して曲を歌い上げた。

また、6期生がシングル収録曲に初めて参加した当時の研究生の楽曲「夕立の前」では、青木詩織、北野瑠華、竹内彩姫、日高優月、井田玲音名、鎌田菜月、熊崎晴香が息の合ったきれいなダンスを見せると、曲目は2013年の“組閣”でチームの顔触れが変わり、それに伴って新しくなったそれぞれの劇場公演から各チームが表題曲を披露。

チームSの「RESET」では、イントロのダンスパートに当時のチームSに在籍していた斉藤真木子(現チームE)、江籠裕奈(現チームKII)、松本慈子が立つという熱い演出があり、3人のダイナミックなダンスに、ファンからは大きな声援が。

同様に、続くチームEの「僕の太陽」には、初日出演メンバー最後の1人となった古畑奈和(現チームKII)が、チームKIIの「シアターの女神」には須田亜香里(現チームE)が登場し、当時の懐かしい光景を思い起こさせた。

さらに、チームSが5th公演として上演した2度目の「制服の芽」公演の曲として披露された「ピノキオ軍」では、元々松井玲奈が担当していた冒頭のセリフ部分を、玲奈のファンだった倉島杏実が高らかに号令。

行進のような振りが特徴の「兆し」では、チームKII 5th公演当時を知るメンバーや日高、片岡成美らがももを高く上げるさすがの姿を見せると、ドラフト1期生の松本、荒井優希、惣田紗莉渚、福士奈央は「僕らの風」をエネルギッシュにパフォーマンス。曲の始まりには惣田が「ドラ1の時代は、まだまだこれからだー!」と強く意気込みを宣言した。

「12月のカンガルー」カップリング曲からは、チームEが「バナナ革命」、チームSが「消せない炎」を披露。特にチームSは松井珠理奈が休養中、北川綾巴が卒業と、ますます先輩メンバーが少なくなっているが、この「消せない炎」では野村実代と北川愛乃を筆頭に、まさに歌詞にあるように、“未来を照らし出す”かのような熱いパフォーマンスをステージ上で繰り広げた。

「12月のカンガルー」カップリング曲を歌い終えると、11年を振り返るVTRもいよいよ最後の1本に。2015年3月31日発売の「コケティッシュ渋滞中」から現在までをたどった。

「コップの中の木漏れ日」を歌っているユニット「ラブ・クレッシェンド」は、松井珠理奈や小畑優奈(卒業生)ら7人で結成し、一時は11人になったが、メンバーの卒業で今は再び7人に。だが、人数が減ってもパワーダウンすることなく、今日出演した6人の“ラブクレ”メンバーは、安定感抜群のパフォーマンスでファンに成長した姿を見せた。

チームKIIの楽曲「キスポジション」でドラフト3期生・中野愛理がセンターに立つと、次の「0start(リスタート)」公演「引っ越しました」は、姉妹グループからSKE48へ“引っ越し”てきた山内鈴蘭、大場美奈、谷真理佳の3人が感情豊かに歌唱。曲の終盤に紙テープを投げる演出のときには、3人は今所属しているチームのイメージカラーの紙テープを客席に投げ入れた。

一方、チームEは熊崎晴香をセンターに、現行の公演から表題曲「SKEフェスティバル」を、後藤楽々が卒業してから初めて披露した。

そして、最後は山内センターの「いきなりパンチライン」、竹内彩姫センターの「Stand by you」、野村実代と斉藤真木子を加えた現選抜メンバーで「FRUSTRATION」とシングル曲を続けて、48曲連続披露を締めくくった。

すると、ここで全メンバーがステージに登場し、ようやくMCの時間に。須田が前日に卒業を発表した高柳に話を振ると、高柳は「『兆し』は(胸が)グーッとくるし、『クロス』も久々に歌えたのでうれしいなと思いつつも、今日歌っていない曲も(VTR中に)流れていたじゃないですか。あれを見て『お待たせSet list』をずっと歌ってないなって思ったりとか、最近歌ってない曲でも素敵な曲がたくさんあるなと思ったので、またSKE48の素敵な曲を歌える機会があったらいいなって思いましたね」と気持ちを語った。

そして、全員で「ずっとずっと先の今日」を歌い、本編は終了。

盛大なSKE48コールで迎えられたアンコールは、現選抜メンバーのセンターに熊崎が立って「Gonna Jump」を披露。さらにメンバー全員で「仲間の歌」を歌うと、その後に2020年2月15日(土)に静岡エコパアリーナ、2020年3月15日(日)に横浜アリーナで単独コンサートが開催されることがサプライズで発表された。

横浜でのコンサートが自身の卒業コンサート「明音祭」となる高柳は、「久々にみんなで劇場公演に立ったサプライズで映像が流れて、静岡エコパアリーナと横浜アリーナのコンサートが久々にみんなで立てる大きいステージだというのもあって、すごくみんなが喜んでいて。

横浜アリーナが私の卒業公演になるって発表されたときもすごくみんなが喜んでくれて、それが何よりもうれしかったので、そのみんなを最後までしっかり守って、愛し抜いて、SKE48の新しい魅力だったり、今までの良さだったりを詰め込んだライブをできたらいいなと思っています」と、涙を流しながら喜びをかみ締めた。

そして、最後の曲「僕は知っている」を披露すると、斉藤が「今日に至るまで、本当にいろいろありました。でも、今日このステージに立って、いろんな気持ち、いろんな経験をしても、まだまだこのステージに立ってSKE48として活動をすることを選ぶ私たちの背中を押してくれる皆さんだけが、本当に心の支えです。これからも私たちのことを末永く応援して、一緒に歩んでいってくださるとうれしいです。これからも応援よろしくお願いします!」とコメントし、11周年特別公演は幕を閉じた。

■ 「SKE48 11周年特別公演」セットリスト(全52曲)

M1 PARTYが始まるよ

M2 マンゴーNo.2

M3 会いたかった

M4 強き者よ

M5 思い出以上

M6 雨のピアニスト

M7 青空片想い

M8 羽豆岬

M9 コスモスの記憶

M10 命の使い道

M11 誰かのせいにはしない

M12 パレオはエメラルド

M13 クロス

M14 オキドキ

M15 片想いFinally

M16 To be continued.

M17 ハレーション

M18 あっという間の少女

M19 みつばちガール

M20 チョコの奴隷

M21 夕立の前

M22 RESET

M23 僕の太陽

M24 シアターの女神

M25 賛成カワイイ!

M26 GALAXY of DREAMS

M27 ピノキオ軍

M28 兆し

M29 僕らの風

M30 マツムラブ!

M31 バナナ革命

M32 消せない炎

M33 コケティッシュ渋滞中

M34 制服を着た名探偵

M35 コップの中の木漏れ日

M36 キスポジション

M37 引っ越しました

M38 チームS推し

M39 窓際LOVER

M40 SKEフェスティバル

M41 今の私じゃダメなんだ

M42 夢の階段を上れ!

M43 ぼっちでスキップ

M44 転がる石になれ

M45 おしべとめしべと夜の蝶々

M46 いきなりパンチライン

M47 Stand by you

M48 FRUSTRATION

M49 ずっとずっと先の今日

EN1 Gonna Jump

EN2 仲間の歌

EN3 僕は知っている(ザテレビジョン)