映画「泣きたくなったら、ここにおいで。」の上映会が、高知、東京で開催されている。第47回高知県芸術祭文芸賞「文芸奨励賞」受賞作品となる野村生一監督の同映画は、景観豊かな高知・浦ノ内湾の鳴無神社を舞台にした、心安らぐ時間に包まれる作品で、音楽監督は、「恋するフォーチュンクッキー」の作曲家として知られる伊藤心太郎が務めている。

映画「泣きたくなったら、ここにおいで。」は、事故で夫に先立たれた妻・木島直美(渡辺かおる)が、夫・誠一(荒木晶成)の故郷・高知を訪れ、夫が生まれ育って学生時代を過ごしてきた過去をたどりながら、高知で出会った様々な人たちとの交流を描く物語。

今作が映画初主演となる渡辺かおるは、ドラマ「ホテル物語・夏!」(TBS系)の出演など、女優としての活動後に、アニメ「センチメンタルジャーニー」の主題歌でメジャーデビュー。現在は、主に渡辺かおる&ApollopSのボーカルとしてステージに立つなど、ミュージシャンとして活動している。

映画主演について渡辺は、「30年前に、私の夢は主演映画の主題歌を歌うことです!と言い切ってお芝居の世界を離れましたが、イモ欽トリオの西山浩司さんと知り合い、西山さんのバンド、ワルオバンドのメンバーとして活動している中で、映画の野村生一監督と出会うことができました。第1回主演映画と言っていただいていますので、必ず第2回があるようにまだまだ頑張ります」と語った。

また映画のロケ地となった高知について渡辺は「高知県のバックアップで須崎市、土佐市、浦ノ内湾の巡航船で撮影をさせていただき、なんと言っても鳴無神社を舞台とした素敵な脚本になっています。和泉流狂言師の高澤祐介さんと金田弘明さん、女優のまひろさんとも共演させていただきました。夢を誰かに語って実現できる事のパワーに自分自身が驚いています」と振り返った。

今回ロケ地となった高知・鳴無神社は、土佐の宮島として知られ、海に向かって参道が続く歴史ある神社。他にも、高知各地の美しい風景の中で撮影が敢行されたが、すでに続編の撮影も計画されている。(ザテレビジョン)