人気歌舞伎俳優・尾上菊之助の語りで送る、芥川賞作家・吉田修一の「国宝」のオーディオブック版が、12月13日(金)から配信される。

2018年に出版され、歌舞伎を題材にした本作は、吉田渾身の作品。父に尾上菊五郎を、義理の父に中村吉右衛門を持ち、人間国宝の系譜を受けつぐ菊之助は、本作で描かれる歌舞伎の世界を表現する語り手としてこれ以上にない人選。

オーディオブック版を聴いた吉田をして「まるで映画を見ているよう」と言わしめた、菊之助の圧倒的な表現を堪能できる上に、菊之助の語りで、作品に登場する歌舞伎の演目を聴くことができる。

今までにない新しい体験と感動を得られる、新次元のオーディオブック作品となっている。

■ 尾上菊之助コメント

とてつもない経験をさせていただいたと思っています。本作の収録にあたり、作中の歌舞伎の演目を読み上げるために、過去に同演目を演じられたことのある先輩からアドバイスをいただき、一つ一つの表現について監督と相談しながら丁寧に世界を創り上げていきました。

本作に向き合う中で、言葉の持つ力というのをあらためて感じることができました。

吉田先生が、自ら黒子になって歌舞伎の世界を取材して描かれた「国宝」には歌舞伎の「匂い」が色濃く描かれていて、歌舞伎の世界に浸ることができると思います。

オーディブル版、「国宝」をぜひお楽しみください。

■ 吉田修一コメント

菊之助さんの朗読によって歌舞伎役者の物語「国宝」を聴く。これほど贅沢な体験があるでしょうか。

著者としてというより、一読者、一観客のような気分で完成を心待ちにしておりましたが、実際に聴かせていただきますと、特等席で歌舞伎を観劇しているようで、本当にうっとりといたしました。

ぜひ皆さまにもこの極上の体験をしていただきたい。どうぞオーディブル版「国宝」をお楽しみください。(ザテレビジョン)