2月14日(金)から上演される舞台「イケメン源氏伝 あやかし恋えにし 〜義経ノ章〜」。株式会社サイバードが運営する女性向け恋愛ゲーム『イケメン源氏伝 あやかし恋えにし』を原作とした本作で、主人公の源義経を演じるのが矢部昌暉(DISH//)だ。近年多くの舞台作品に出演し、その頭角を表しつつある彼が、今回の作品に掛ける意気込みとは? また、ストーリーにちなんで自身の恋愛観についても語ってもらった。

■ タイトルに“イケメン”とあるので、僕でいいのかな?と思いました(笑)

――今作に主演として出演することが決まったときの心境はいかがでしたか?

矢部:最初は、タイトルに“イケメン”とあるのでちょっと恥ずかしいというか、僕でいいのかな?と思いました(苦笑)。その主演に選んでいただいたことがすごくありがたくて。しかも、僕は歴史が大好きなので、義経を演じられるのがうれしいですし、楽しみでもあります。

――今回の義経役と自分との間で、共通する点や共感できるところはありますか?

矢部:劇中にも登場する実の兄の頼朝(伊阪達也)はリーダーシップがあるのに対して、義経は自分からリーダーシップを取るタイプではないんですよね。それよりも、自分の背中とかを見せることで、家臣たちが「この人に付いていきたい」と思うっていう。僕も今まで何度かW主演の舞台をやらせていただいてきて、主演の一人としてちゃんとした立ち振る舞いは全然できていないんですけど、背中を見て付いてきてくれたらうれしいなという気持ちで一生懸命やってきたので、そういうところは似ているのかなぁと思います。

――歴史物であり、ゲームが原作になっているという点で、役作りがこれまでの作品とは違う部分もあったりしますか?

矢部:それはあんまりないかもしれません。どの作品においても、原作や台本を読み、自分が演じるキャラクターのことを理解して、そのキャラクターと自分を融合させていくという作業に変わりはないですから。今回は原作のファンがたくさんいらっしゃる作品なので、その方たちに受け入れてもらえるような義経を作っていきたいなとは思っていますが、舞台ならではというか、僕が演じる義経も愛していただけるように頑張りたいとも思います。

――義経を演じる上で、ここだけは原作を踏襲したいと思っているところはありますか?

矢部:僕も実際にゲームをしてみたんですけど、義経の魅力として“ミステリアス×穢れなき狂気”というのがあるので、そこは意識していきたいです。さらに、ゲームではプレイヤーの女の子との距離が近づくにつれ、ちょっと甘えた顔とかも見せていったりもするので、そのギャップも見せていけたらいいなと思います。

――先日公開された出演者の方々のビジュアルもすごく素敵でした。

矢部:再現度がすごいですよね。初めて衣装を着て、メークまで全部終わった自分を見たときはテンションが上がりました! ただ、僕はあまりカラーコンタクトをつけたことがなくて、このビジュアル撮影のときが人生で2回目だったんです。だから、すごい手間取っちゃって(苦笑)。でも、カラコンを入れると自分じゃないみたいだと思って、ずっと鏡で見ちゃいました(笑)。

――現時点で演じるのが楽しみなシーンなどはありますか?

矢部:今回の舞台にはお芝居の他にも歌やダンスもあるなど、演じる要素がすごく多いんです。そこが、ちゃんとできるかなって心配する部分でもあり、いろいろなことをやらせていただける楽しみなところでもあります。あとは、やっぱり恋愛ゲームが原作なので、みなさんに恋をしてもらえるようなかっこいい義経を演じたいなと思います。

■ 好きになった人は誰にも渡したくない

――今回の作品はヒロインの由乃(小槙まこ)を男性キャラクターの誰が射止めるかも見どころの一つになりますが、もし矢部さんが誰かを射止めたいと思ったらどんなふうにして相手の気を引きますか?

矢部:え〜、何だろうなぁ。恋愛って難しいですよね…。世の中にこんなにたくさんの人がいる中で、1人の人を好きになるってこともだし、ましてや相手も自分のことを好きでいてくれているなんて。すごく素敵なことですけど、難しいなぁとも思います。

――難しいなぁと思って何もしない感じですか?

矢部:いや、そこは話しかけちゃいます。結構積極的に行くかもしれないです。

――それはちょっと意外です。

矢部:やっぱり、好きになった人は誰にも渡したくないと思います。

――男らしいですね! 周りからもそう言われるのでは?

矢部:いや、どうだろう…。

――周りの人からよく言われることは?

矢部:マメだねとは言われますね。僕、連絡をもらうとすぐに返すんですよ。だからだと思うんですけど、僕にとってはそれが当たり前なので、そう言われてもよく分からないんです(笑)。

――劇中には義経以外にもいろいろなイケメンキャラクターが登場します。気になるキャラクターはいますか?

矢部:安達盛長(瑛)はかっこいいなと思います。もちろん一番好きなのは義経なんですけど、盛長の“お兄さん感”というか、みんなを見守っている雰囲気に、自分が女性だったら恋しちゃうかもなって(笑)。

――先ほど、実際にゲームをしてみたとおっしゃってましたもんね。

矢部:あ、そこで僕が(恋の相手として)選んだのは義経です。でも、盛長には、この人と恋をしたらどうなるんだろうなぁって思いました(笑)。ちなみに「イケメン源氏伝」のゲームはもともとのプレイヤーが女性の設定ですけど、他のゲームで性別が選べたりするとき、僕はいつも女性のキャラクターを選ぶんですよ。

――それはどうしてですか?

矢部:何でかは分からないんですけど。ゲームをするときは女性の気持ちになってるのかな!?(笑) 恋愛ゲームをするのは今回が初めてだったにもかかわらず、すごくやりやすいなぁと思いました(笑)。

■ 最近は(北村)匠海と芝居の話をするようになりました

――矢部さんは近年立て続けに舞台に出演していますが、その中で自分の成長や変化を感じることはありますか?

矢部:いろいろな作品でいろいろな役をやらせていただいているので、毎回新しい発見があります。とはいえ、僕の経験はまだまだ浅いので…。自分の成長を感じるというより、本当に1回1回が勉強になるっていう感覚の方が強いです。

――新しい役、新しい舞台への挑戦に対して、不安を感じたりすることはありませんか?

矢部:それで言うと、僕、ずっと不安なんですよ。ステージに立つときは自信を持って、自分ができる最大限を出していますけど、本当は常日頃から不安だし、何なら作品が終わってからも、これで良かったのかな…ってすごく不安なんです。やっぱり、お芝居に正解はないと思うんです。だから、やればやるほど、もっとこうしたいとか、もっとこうすればよかったというのが生まれてくるというか。なので、不安は全然解消しないです。

――不安で仕方ないときはどうするんですか?

矢部:でも、僕は割とストレスとか悩みを溜め込むタイプではないんです。ただ、最近は(北村)匠海と芝居の話をするようになりました。匠海は本当、ずっと前から芝居もやって、音楽もやってって感じだったので。その姿を見てきたから、去年自分が舞台とDISH//のツアーが重なったときは、匠海もこういう気持ちだったんだなぁと思って、よりしゃべるようになりました。

――身近なところにそういう存在がいるのは心強いですね。

矢部:そうですね。匠海とは事務所に入ったときからの仲なので。他のメンバーもそうですけど、結構それぞれの個人の活動を見たりするんです。

――今回の「イケメン源氏伝 あやかし恋えにし 〜義経ノ章〜」もメンバーが観に来る予定が?

矢部:あ〜、今回に関してはちょっと…(苦笑)。かっこいい台詞とかもやっぱりあるので。観に来てもらいたい気持ちももちろんあるけど、僕のことを知り過ぎているメンバーに観られるのは恥ずかしいです(笑)。

――今回の舞台は矢部さんにとって2020年初めての作品です。最後に今作への意気込みも含め、今年の目標を教えてください。

矢部:「イケメン源氏伝 あやかし恋えにし 〜義経ノ章〜」に関しては、どのキャラクターもすごく魅力的なんですけど、そんなみなさんに負けないようにしたいです。そして、来てくださるお客様が義経に恋をしてくれて、観終わったときに“義経ロス”と言ってもらえるように頑張りたいと思います。また、今回の舞台は2020年もですけど、僕にとって22歳になって初めての作品でもあるんですよ。今年も昨年に引き続きたくさんの舞台に挑戦していけたらと思っているんですけど、この「イケメン源氏伝 あやかし恋えにし 〜義経ノ章〜」で2020年の矢部昌暉が決まると思っているので、そういう意味でもしっかり臨んでいきたいです。(ザテレビジョン)