2月9日(日)放送の「ザ・カセットテープ・ミュージック」(毎週日曜夜9:00-9:55、BS12 トゥエルビ)は、ヒット曲に必要不可欠な「アレンジ」「アレンジャー(編曲家・編曲者)」の世界に迫る。

マキタスポーツとスージー鈴木は、きらびやかなイントロや印象的な楽器の使い方など、優れたアレンジ=編曲の施された、著名な楽曲をセレクトして紹介。そのヒット曲を手掛けた偉大なアレンジャーの手腕について語りつくす。進行は松尾英里子アナウンサー、とんちゃんこと外岡えりかも参加する。

題して、「アレンジャーズ インフィニティ・ウォー」。マキタスポーツとスージー鈴木は、スタッフ考案のこのパロディータイトルシリーズに半ば呆れつつも、「ニッポンよ、これが編曲だ! というものをお届けしたい」と意気込む。

アレンジャーの素晴らしさを評価することはこれまで何度も行ってきた当番組。今回は、日本にどれだけ優れたアレンジャーがいたのかということを取りまとめて語る1時間となる。

作曲者が生み出した原型のメロディーに、服を着せるように音を装飾していくアレンジャー。アレンジ次第で楽曲の印象は変わる。

「日本の音楽はたくさんの楽器を使ってアレンジを行ってきた。あらゆる楽器の音域を知らなければできない仕事。それぞれの楽器の譜面を書く、地道で緻密(ちみつ)な作業。曲によっては、アレンジでできていると言ってもいい楽曲もある」と語るスージー鈴木。

そんな大仕事をやってのけた、大好きなアレンジャーを選んできたというスージーは、選択したアレンジャーが手掛けた楽曲の特徴に基づいて、「〇〇レンジャー」と名付けながらトークを進める。

ゴダイゴ「ビューティフル・ネーム」では、ミッキー吉野による管楽器を豪華に導入した華やかなイントロと音作りを「プロの仕業」と称賛。小さい頃からピアノを弾いており、絶対音感のある松尾アナは「メロディーだけをピアノで弾くと8鍵だけで弾けるすごくシンプルな曲。楽曲に厚みを持たせているのは、響いてくる管楽器なのかな」と、楽器演奏者ならではのコメントを。マキタスポーツも「管楽器の楽しさを味わわせてくれる」と長く愛されているこの曲を評価する。

スージー鈴木は、井上陽水作品の編曲で知られる星勝、松田聖子といえばこの人、大村雅朗、さらにはホッピー神山というアレンジャーを取り上げる。松田聖子の楽曲では、とんちゃんが楽器演奏に参加するシーンも見られる。

マキタスポーツは「選曲としてはベタ。あらためてアレンジを聴きましょう。イントロをはじめ、みんなに刷り込まれている曲のことを、思い出を交えて話したい」と前置きをして、選んだ楽曲の解説を進めていく。

そのセレクトの1曲が斉藤由貴のデビュー曲「卒業」(1985年発売)。「アイドリング!!!で歌わせていただいた」というとんちゃんは、曲が流れる間、軽やかに体を揺らす。

同曲の「イントロからつかまれるアレンジ」(マキタスポーツ)を手掛けたのは、その頃、松任谷由実と仕事をしていた武部聡志。「武部さんが得意な、ドリーミーで、キラキラした感じのアレンジ」のこの作品は、武部聡志のアレンジャーとしての評価を一気に高めた。40〜50代にとってたまらない名曲について、マキタ&スージーはそれぞれの思い入れを告白していく。

マキタスポーツは、他に、C-C-Bや、松尾アナの生まれた1982年デビューの女性デュオのヒット曲に注目。担当したアレンジャーの評価に加え、楽曲にまつわる個人的エピソードも披露する。(ザテレビジョン)