『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が、10月16日(金)に公開される。9月3日は、竈門炭治郎(かまど・たんじろう)の仲間の1人・我妻善逸(あがつま・ぜんいつ)の誕生日ということで、その魅力をあらためて紹介する。

日付が誕生日になるころから、Twitterではトレンド上位入りするほどの愛されっぷりを見せる善逸は、普段は何にでもすぐびっくりしてしまうヘタレな少年で、その黄色い髪と羽織が特徴的。

鬼殺隊では、炭治郎の同期として最終選別に合格しているものの、自分は弱い人間だと思い込んでしまっている。

炭治郎とは、「鼓」を使って屋敷の部屋の位置を変えたり、部屋そのものを回転させたりする術を使う響凱(きょうがい)の討伐任務で再会。

道端で女の子に結婚してくれと泣きながらすがりつき、止めた炭治郎に「責任とれよ! お前のせいで結婚できなかったんだから!」と言い放つなど、インパクトのある本編への本格登場と、ヘタレながら憎めないキャラクター性が話題に。

劇中では、その後も大騒ぎを見せる善逸。炭治郎や、同じく鬼殺隊の同期の嘴平(はしびら)伊之助との息の合った掛け合いなど、ギャグシーンでの要としてコミカルな活躍ぶりも注目を集めている。

そんな善逸を、アニメーションならではの声の表現でさらに魅力的にしているのが声優の下野紘。

「進撃の巨人」のコニー役や、アニメ「ジョーカー・ゲーム」の三好役などで知られ、8月に開設したばかりのTwitterアカウントは1カ月で33万人のフォロワーを獲得するほどの人気ぶり。

善逸おなじみの叫び声の「ア゛――――――――ッ」という“汚い高音”は、イベントやラジオなどでもしばしば披露され、下野の代名詞ともなっている。

そんなヘタレキャラやコミカルさが魅力の善逸だが、実は「やる時はやる男」。炭治郎と再会し、響凱や他の鬼のいる「鼓屋敷」に入るも、最初は恐怖が打ち勝って泣き出してしまう。

だが、屋敷の中で鬼と遭遇し、恐怖と緊張が限界に達した瞬間に眠りに入った善逸は、人が変わったように覚醒。目にも留まらぬ速さの斬撃技「雷の呼吸 壱ノ型 霹靂一閃」により、一撃で鬼を仕留めてしまう。

このシーンでは、それまで頼りなかった善逸とのギャップはもちろん、オープニング映像の中のみで登場していた「雷の呼吸」の圧巻の作画クオリティーにも注目が集まった。

声を担当した下野も、「オープニングって冒頭だし、顔になるから気合い入れるんだけど、そこ(の作画)超えてくるって!」「どうかしてると思った」と興奮ぎみに絶賛している。

また、驚異的な聴力も善逸の持つ力。炭治郎と出会ったときから、彼が鬼殺隊としては通常はあり得ない鬼(妹の禰豆子)を連れていることに、善逸は音で気付いていた。

その上、炭治郎の優しさにすら音で気付いていた善逸は、禰豆子の入った箱をそのまま斬ってしまおうとする伊之助に必死に抵抗。

炭治郎が「命より大事なもの」と言っていた箱を身を挺して守る姿は、「やる時はやる男」善逸の真っすぐさが現れるシーンとなっている。(ザテレビジョン)