青森在住の秋田ひろむを中心とするバンド「amazarashi」が、8月19日(水)にリリース予定の「スピードと摩擦」のミュージックビデオ(MV)を公開した。

これまで一切素顔を明かさずミステリアスな世界観を創り上げながら、ライブでは1万人規模のチケットが5分で即完しているamazarashi。江戸川乱歩没後50年記念アニメ「乱歩奇譚 Game of Laplace」の主題歌にも起用された2ndシングル「スピードと摩擦」の発売に先駆け、このたび新作映像を解禁した。

今回のミュージックビデオでは、若者が抱える焦燥感をテーマに、ストレスの象徴であり、かつ江戸川乱歩的な閉塞空間の象徴でもある、「学校のトイレ」で、一人の女子高校生が踊り狂う様子が描かれている。

映像では、この閉塞空間が孤独や未来への絶望感を暗示し、また壁から照射される光の歌詞が彼女自身の苦悩とリンクして彼女を苦しめる。

そして、切り替わる演者の激しいダンスにより、彼女の内面的狂気が徐々にあらわに。どちらが彼女の本当の姿なのか? 力強さとともにエロスさえも感じる激しいダンスから、閉塞的な人生の中であがく若者の魂を表現した作品に仕上がった。

壁を繰り抜き照射された文字は全4506文字、撮影時間は47時間にも及んだ。

出演者のオーディションは、全員が実際にトイレでダンスをするという異例の形で進められ、選考は約10時間。

中には、壁をよじ登る人、トイレットペーパーを食べる人、便器に顔を突っ込む人も。

当日、振付を行った川村美紀子氏がダンスを披露した際には、踊りに熱中するあまりトイレそのものを破壊してしまう一幕もあったという。