BSジャパンでは、'16年1月3日(日)に「日経スペシャル 招待席〜桐竹勘十郎 文楽の深淵〜」(昼5:30-夜6:54)を放送。本番組は、日本の伝統文化・工芸にスポットを当て、日本のすごさや奥深さを発信する。

今回は、日本を代表する総合芸術「文楽」をテーマに、MCに観月ありさを迎え、人形遣い・桐竹勘十郎の舞台を中心に紹介。また、ここでしか見ることのできない桐竹勘十郎とチェロ奏者・宮田大によるセッションを披露する。

出演する観月の他、桐竹勘十郎、宮田大、須黒清華アナが番組収録後、コメントを寄せた。

観月は、「和の世界というのは本当に職人芸なんだなとあらためて思いました。文楽は人形で表現していますが、自分が俳優としてお芝居している形の基盤になっているんだなと間近に見て感じました。すごくいい勉強になりました。人形の顔の向きであったり、女性のしなやかな動きや男性のダイナミックな動きは芸の基盤になっていますし、表現する方法の基本は同じなんだなと思いました」と感想を話した。

また、「和の世界に疎くても、この番組を見れば一目瞭然。すぐに基本のところは分かるので魅力的だと思います。普段、こういった伝統芸能と接する機会というのは自分でつくらないと見る機会がないと思うので、この番組を見たことで文楽や伝統芸能に興味を持ってもらえればいいなと思います。番組ならではのコラボレーションを見られるのも新しいと思います」と番組の見どころを語った。

宮田とのコラボレーションについて桐竹は、「最初、断られるかなと思っていて、実は恐る恐るお願いしました。宮田さんのCDは何度も何度も聞かせていただいて、自分なりのイメージを作ってきましたが、今回初めてやらせていただいてCDとは違う気持ちで人形を使えました。とても不思議な感覚でしたし、大変楽しかったです。何か新しい可能性を感じました。

本番を終えて、本当にお互いかみ合ったなと思いましたし、何の違和感もなく人形がスーッと動くんです。これはその時、その瞬間に生まれて、もう二度とできないもので、こういったことは実はなかなかないことなんです。後追いではなくて、同じ呼吸でやれるというのが素晴らしいんです。僕自身もチェロの音色が大好きというのも一つあるんでしょうけど、宮田さんと今回共演できて幸せです」と?感想を明かした。

また、番組の見どころについて「日本の国に古くからある日本独特の文化はたくさんあって、技術や考え方はどんどん先へ進んでいますが、忘れてはいけないものもたくさんあります。それに、まだまだ知らない人もたくさんいると思うんです。

なぜ、今これが残っているのか、なぜ生まれたのかが分かると思いますので、ぜひ番組を見ていただきたいです。お客さんがゼロになってしまったら芸能ではなくなります。そうならないためにも、先人たちの苦労を水の泡にしないようにしたいと思っています。ご覧になる方にも一度舞台を見てみようと思っていただけたら。そのようなメッセージを受け取ってほしいと思います」と話した。

桐竹からの指名について宮田は、「とてもうれしかったですし、勘十郎さんのことがとても好きなので、勘十郎さんもそう思ってくださっているのかなというのも伝わりました。チェロは人間の声に似ているといわれますが、勘十郎さんはチェロが好きというのもあってよくご存じなので、今回チェロをこの番組で選んでいただいてうれしかったです。見ていただいた方の幅が広がるというか世界観が広がると思います」と喜びを見せた。

「今回、セッションさせていただいて邪道だとかいう方もいらっしゃると思いますが、お互い芯を持ってきちんとやっている中で“共”演させていただいて、その瞬間に生まれたワクワク感などは伝わってほしいですし、いい意味で一人からどんどん広がっていってほしいと思います。そしていろんなイメージを膨らませながら聞いてほしいなと思います」とも語った。

進行役の須黒アナは、「文楽というゆったり優雅に動くものというイメージがありましたが、実際にはとてもダイナミックで体力勝負。近くで見る迫力と計算し尽くされた美しさには、ただただ圧倒されました。

そして人形遣いの方々の一糸乱れぬ動きとそこに込められた熱い思い、魂の語りや三味線の神髄を知って『今すぐ文楽を見に行きたい!』と思うようになりました。

見どころは初公開! 弟子にも教えないという、人形遣いの指さばきです。想像をはるかに上回る繊細な動きが、人間を超えた素晴らしい表現を生み出していることがよく分かりました。まさに圧巻! この道48年、勘十郎さんの技をじっくりとご覧ください!」と番組をアピールした。