ベスト10形式で紹介

世界最高峰の大会であるチャンピオンズリーグでは、これまで数多くの名勝負が実現してきた。昨季は大量得点による逆転劇なども目立ったが、チャンピオンズリーグ史上最高のゲームはどれなのか。英『FourFourTwo』がランキング形式で紹介している。

10位:レアル・マドリードVSアトレティコ・マドリード(2013−14決勝)

負傷を抱えていたジエゴ・コスタが前半9分に下がったものの、アトレティコはディエゴ・ゴディンのゴールで先制することに成功する。そのまま1−0で後半アディショナルタイムを迎え、アトレティコ優勝かと思ったその時、コーナーキックからDFセルヒオ・ラモスが得点を決めて1‐1の同点に。さらに延長戦ではガレス・ベイル、マルセロ、クリスティアーノ・ロナウドが得点を重ねて4‐1。レアルが追い詰められたところから見事な逆転劇を披露した。

9位:ブレーメンVSアンデルレヒト(1993−94 グループステージ)

ブレーメンもアンデルレヒトもグループステージ敗退に終わったものの、この一戦は白熱の展開だった。アンデルレヒトが前半33分までに3得点を奪って試合を決めたのだが、ブレーメンが試合終盤に反撃。66分から怒涛のゴールラッシュで5得点を記録し、5−3の大逆転勝利を収めたのだ。この試合で2得点を決めたブレーメンのFWウィントン・ルーファーはその後Jリーグのジェフユナイテッド市原でプレイした経験も持っている。

8位:ドルトムントVSマラガ(2012−13準々決勝)

1stレグをスコアレスドローで終えていた両チームは、ドルトムントの本拠地で2ndレグを戦った。試合はマラガが先行する形となり、82分時点ではアウェイのマラガが2‐1でリードしていた。当時のマラガはマヌエル・ペジェグリーニの下でよく組織されたチームで、勢いに乗ってベスト4入りのサプライズを果たすかと思われた。ところが、ドルトムントは後半アディショナルタイムにマルコ・ロイス、フェリペ・サンターナがゴールを決めて試合をひっくり返した。

7位:マンチェスター・ユナイテッドVSユヴェントス(1998−99準決勝)

このシーズンのチャンピオンズリーグといえば、決勝のマンUとバイエルンの一戦を思い出す人が多いだろう。しかし準決勝も死闘だった。1stレグを1‐1のドローで終えていた両チーム。2ndレグではユヴェントスがFWフィリッポ・インザーギの2得点で早々に2点をリード。それでもマンUはロイ・キーン、ドワイト・ヨークの得点で追いつくと、後半にアンディ・コールが勝ち越し点を決めてファイナルへ進出した。

6位:モナコVSレアル・マドリード(2003−04準々決勝)

ジネディーヌ・ジダン、ルイス・フィーゴ、ロナウド、ラウール・ゴンザレスとスター軍団だったレアル・マドリードを葬った予想外のゲームだった。1stレグはレアルがホームで4−2と勝利を収めたのだが、2ndレグではモナコがルドヴィク・ジュリの2得点とフェルナンド・モリエンテスのゴールで3‐1と勝利。アウェイゴールの差で銀河系軍団を撃破した。

5位:デポルティーボVSミラン(2003−04準々決勝)

今ではセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)に沈んでいるが、当時のデポルティーボは強かった。このシーズンは前述したモナコが準々決勝でサプライズを起こしたのに続き、デポルティーボもカカーやアンドリー・シェフチェンコのいたミランを撃破する。それも1stレグは敵地で1−4と完敗したのだが、2ndレグでは4−0と大差をつけて勝利したのだ。

4位:ミランVSバルセロナ(1993−94決勝)

ストイチコフやグアルディオラ、ロマーリオなどを擁した当時のバルセロナはドリームチームと呼ばれた最強軍団だった。1990−91シーズンからリーガ・エスパニョーラでは4連覇を果たし、このままチャンピオンズリーグも制すると思われた。しかし、ファビオ・カペッロ率いるミランがそれを見事に止めてみせた。決勝ではデサイーらが奮闘し、サビチェビッチやマッサーロの得点で4‐0と粉砕。ドリームチームにとっては信じられないスコアだった。

3位:マンチェスター・ユナイテッドVSバイエルン(1998−99決勝)

7位に続いてランクインしたのが、1998−99シーズンのマンUだ。このゲームは今でも伝説と語り継がれており、0‐1とリードされて迎えた後半アディショナルタイムにコーナーキックからシェリンガムとスールシャールのゴールで一気に試合をひっくり返してみせた。当時のマンUは3冠を達成したが、やはり何か特別な力を持っていたのだろう。

2位:バルセロナVSパリ・サンジェルマン(2016−17決勝トーナメント1回戦)

この試合は今でも記憶に新しい。1stレグはPSGがホームで4−0と快勝し、ついにフランス王者が欧州を支配する時なのかと思われた。しかしカンプ・ノウで迎えた2ndレグでは同じ選手とは思えないほどパフォーマンスが乱れ、リードしているはずなのに追い詰められていった。88分にネイマール、後半アディショナルタイムに再びネイマールに得点を許し、そしてラストプレイでセルジ・ロベルトに得点を決められて1−6の完敗。チャンピオンズリーグの歴史に残るとんでもない逆転劇だった。

1位:リヴァプールVSミラン(2004−05決勝)

やはりこの決勝を上回る戦いは存在しないのか。イスタンブールの奇跡と呼ばれるこの一戦では、ミランが前半だけで3得点。試合はあっさり決まったと思われた。ところが後半に入り、リヴァプールが奇跡の6分間を演じる。54分にジェラードのヘディングシュートが決まると、スミチェル、シャビ・アロンソと立て続けに得点を決めて3−3に。そのまま延長戦までしぶとく戦い、PK戦の末に勝利を収めた。チャンピオンズリーグ史上最高のゲームとの評価にふさわしい一戦と言えよう。


果たして今季もこのTOP10に食い込むようなゲームが生まれるのか。大逆転劇、まさかの下克上など、創造も出来ないようなストーリーに期待だ。