現在は中国で監督務める

かつてイタリア代表を世界一へと導いたレジェンドは、いつか再び母国の地に帰ってくるのか。中国スーパーリーグ・広州恒大のファビオ・カンナバーロ監督が自身の将来について口を開いている。

現役時代にはドイツ・ワールドカップ優勝やバロンドール受賞など、数々の輝かしい功績を残したカンナバーロ氏。引退後は指導者に転身し、2014年11月から広州恒大で監督キャリアをスタート。その後はアル・ナスル(サウジアラビア)、天津権健(現在は天津天海)を経て2017年11月に広州恒大へ復帰を果たしている。2019年3月に中国代表の指揮官も兼任したが、これはその後「家族」と「広州恒大」を理由にわずか2試合で辞任。一時ドタバタした時期を過ごしこそしたものの、今季は広州恒大を2年ぶりとなる中国スーパーリーグ優勝に導き、中国で確かな指導者キャリアを積んでいる。

しかし、そんなカンナバーロ氏の心の中にはやはりイタリアへの思いがあるようだ。伊『Gazzetta dello Sport』のインタビューに応じた同氏は、将来的な母国への復帰希望を口にしている。

「私たちの主な目的は若い選手の成長を助け、すべてに勝利するためにサポートをすることだ。ここでは3年間の契約を結んでいる。だが、いつかは監督としてイタリアに戻ることができたらいいなと思っているよ。でも、そこでは監督として苦労している元同僚や友人がたくさんいるね」

監督としてイタリアへ戻りたいとの気持ちを打ち明けたカンナバーロ氏。しかし、イタリアで失敗してしまったかつての友の姿を見て、帰国を決断すべきか否か迷っている部分もある様子。イタリアのスタジアムで再びレジェンドの姿を見たいファンも多いはずだが、実現するのはもう少し先か。希望こそ口にしたものの、まだしばらくカンナバーロ氏は中国で指揮を執り続けることとなるかもしれない。