驚きのハイペース

欧州各国リーグはこれから後半戦へと突入していくことになるが、今季目立つのは早い段階での指揮官交代だ。強豪クラブも次々と指揮官交代へ動いており、新体制で後半戦を迎えるチームも多い。

スペイン『MARCA』もその解任ペースに驚いているが、すでに欧州五大リーグでは28人もの指揮官が解任の憂き目に遭っている。

最も動きが激しいのはセリエAで、10月7日にサンプドリアがエウゼビオ・ディ・フランチェスコを解任したところから実に8人もの指揮官が同じ道を辿っている。

ジェノアはアウレリオ・アンドレアッツォーリを解任してチアゴ・モッタを招聘したが、そのモッタも先日解任された。ナポリではカルロ・アンチェロッティ、ミランはマルコ・ジャンパオロ、ウディネーゼはイゴール・トゥドール、フィオレンティーナはヴィンチェンツォ・モンテッラ、ブレシアはエウジェニオ・コリーニを解任してファビオ・グロッソを招聘したが、グロッソも早々に解任。再びコリーニが復帰する混乱ぶりだ。

セリエAに次いで解任劇が多かったのはプレミアリーグで6人。トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ、アーセナルのウナイ・エメリ、エヴァートンはマルコ・シウバ、ウェストハムはマヌエル・ペジェグリーニ、ワトフォードはハビ・グラシアを解任してキケ・フローレスを招聘したが、そのフローレスも85日で解任された。

リーガ・エスパニョーラでは5人の指揮官が餌食に。バレンシアのマルセリーノ・ガルシア・トラル、レガネスのマウリシオ・ペジェグリーノ、セルタのフラン・エスクリバ、エスパニョールはダビド・ガジェゴを解任してパブロ・マチンを招聘したが、マチンも解任されている。

ブンデスリーガは4人だ。バイエルンのニコ・コバチ、ケルンのアヒム・バイアロルツァー、ヘルタ・ベルリンのアンテ・チョビッチ、マインツのサンドロ・シュヴァルツが解任されている。

リーグ・アンではリヨンのシウビーニョ、トゥールーズのアラン・カサノバ、モナコのレオナルド・ジャルディム、サンテティエンヌのジスラン・プランタンが解任されている。

指揮官の世界は結果が何より重視される厳しいものだが、今季は各クラブの動きも早い。アンチェロッティやポチェッティーノなど優秀と評価されてきた人物たちも容赦無く切られており、前半戦は指揮官交代劇も大きな話題を呼ぶことになった。