アリソンをも超えるか

レアル・マドリードは12日にスーペルコパ・デ・エスパーニャ決勝でアトレティコ・マドリードをPK戦の末に撃破したが、内容的には負けていても不思議ではなかった。

おそらく1番のピンチは延長戦の終盤にアトレティコFWアルバロ・モラタに突破を許した場面で、MFフェデリコ・バルベルデが後ろから強引に止めなければGKとの1対1になっていた。倒したバルベルデは当然のことながら一発退場となったが、結果的にはこれがチームに勝利を呼び込むことになった。

まさに究極の戦術的ファウルであり、バルベルデはこのゲームのMOMに選ばれている。しかし、称賛すべきはGKティボー・クルトワの方ではないか。

クルトワは120分間を通してスーパーセーブを連発し、PK戦でもトーマス・パルティのキックを見事に読んでセーブしている。長い手足を使って必死にアトレティコの猛攻を止めたクルトワこそMOMにふさわしいと考えるサポーターもいるだろう。

英『GIVE ME SPORT』も、レアルはクルトワに大いに感謝しているはずと貢献度を絶賛。2019年には最優秀GKに贈られる「ヤシン・トロフィー」をリヴァプールのアリソン・ベッカーが受賞したが、クルトワがアリソンとの序列をひっくり返すかもしれないとまで主張しているのだ。

「クルトワは世界最高のGKとは考えられていない。タイトルはアリソンの手に渡ったが、クルトワがアトレティコ相手のパフォーマンスを継続すれば全てが変わるかもしれない」

クルトワは昨季こそ評価を落としたが、今季前半戦だけで一気に評価を取り戻したように見える。現世界最高のGK候補には再びクルトワの名前を含めるべきだろう。