出場機会減少で移籍希望か

昨夏、希望に満ち溢れた挑戦を開始したはずの男はわずか1年でロンドンを去ってしまうのか。MFダニ・セバージョスのアーセナルでの未来が怪しくなってきた。

今季レアル・マドリードから1年間のレンタルでアーセナルにやってきたセバージョス。開幕戦から11試合連続で出場するなど、新天地でのスタートダッシュはある程度順調のようにも思えた。創造性溢れるパスを供給する序盤戦の姿を見て、彼の虜となったファンも多いだろう。しかし、昨年11月に左ハムストリングを負傷してからセバージョスの歯車は狂ってしまった。

セバージョスが離脱を余儀なくされている間にアーセナルは彼を積極的に起用していたウナイ・エメリ監督の解任を決断。新たにミケル・アルテタが指揮官の座に就いた。この影響もあってか、セバージョスは怪我から復帰して以降もベンチ入りこそすれど出場機会を確保できなくなってしまっている。

そんな中、セバージョスはアーセナルで過ごす時間に見切りをつけたか。スペイン『as』によると、同選手はすでにクラブへ退団を希望する旨を伝えたという。同選手は今季終了後に開催されるEURO2020にスペイン代表の一員として出場することを狙っており、プレイタイムが伸びない現状に不満を持っているようだ。また、すでにいくつかのクラブが彼の獲得に興味を示しているとも同メディアは伝えている。

アルテタ監督が就任して以降、アーセナルはそのスタイルを伝統のポゼッション型に回帰させた。似たタイプのMFメスト・エジルがチームの中心に据えられたこともあり、むしろセバージョスはエメリ体制時よりも出場機会が増える可能性もあっただろう。怪我が絡んでいたとはいえ、本人としてもこの展開は予想外だったか。

しかし、セバージョスのレンタルには買取オプションが付いていないとされる。それだけに、指揮官が将来を見据えたチームづくりの中で起用を見送った可能性も十分考えられる。はたして、セバージョスの未来はどうなるか。23歳の今後に注目だ。