セーブ率“プレミアワースト”の守護神

2018年夏にアスレティック・ビルバオからチェルシーに加入したスペイン代表GKケパ・アリサバラガ。その移籍金は“GK史上最高額”となる7200万ポンド(約103億円)とも言われており、チェルシーがどれほど彼に期待していたかが見て取れる。しかし加入2年目の今季、同選手はその期待を裏切ってしまっているか。

先日、英『THE Sun』はケパが今季ここまで記録しているセーブ率を公開したのだが、その数値はなんと55.4%。これはプレミアでプレイするGKの中で最悪の数字だ。加入初年度の昨季こそ一定のパフォーマンスを披露した同選手だが、今季はどうにも物足りない成績となってしまっている。

このスタッツが公開されたことにより、各方面から批判を浴びたケパ。そんな中、チェルシーのフランク・ランパード監督がケパにアドバイスを送っている。

「ケパは周囲からの批判に対処しなければならないだろう。それがサッカーだ。たとえどんな偉大なキャリアを築いた選手だって、批判を受けることがあるんだ。選手はそれをうまく処理しなければならない。正直、ケパがいくつか間違いを犯したのは私も理解しているよ。改善する必要はあるね」

「それでも、GKは一瞬しかスポットライトが当たらないポジションだ。批判を受けることも多い。しかし、重要なのは周囲の声に耳を傾けすぎて自分を見失うことだ。基本的なことだけれど、どれだけ一生懸命プレイするかにかかっている。ケパは一度基本に立ち返るべきだね。現在のフォームが不十分と感じるならば、それを取り戻すためにもがけばいいのさ」

自身も現役時代は常にピッチ上で注目を集める選手だったランパード監督。ケパの気持ちは痛いほど理解しているのだろう。指揮官は一人の先輩として、悩める守護神に金言を授けている。

そして、ランパード監督はケパに対する変わらぬ信頼も強調。現地では冬の移籍市場でケパの後釜を探すとも伝えられたが、指揮官はその噂を「現時点でその予定はない」と一蹴している。

チェルシーで苦しむケパ。はたして、この守護神はここからファンの信頼を取り戻すことができるのだろうか。スーパーセーブ連発で名誉挽回といきたいところだ。