アルテタ監督が説得と現地メディア

どうやら、若き天才MFがロンドンで過ごす時間はまだ続くこととなりそうだ。スペイン代表MFダニ・セバージョスが今冬のアーセナル残留を決断したという。

昨夏レアル・マドリードからアーセナルに1年間のレンタルで加入したセバージョス。ウナイ・エメリ前監督の下でこそそれなりの出場機会を得ていた同選手だが、昨年11月に左ハムストリングを負傷してから彼を取り巻く状況は一変した。離脱中にクラブはエメリ前監督を解任し、新たにミケル・アルテタ監督を招聘。この影響もあってか、セバージョスは怪我から復帰して以降出場機会が激減し、その立場は苦しいものとなってしまっていた。

そんな現状もあり、今夏開催される東京オリンピック出場を目指すセバージョスは冬の移籍を模索すると現地メディアによって伝えられていた。だが、このスペイン代表MFは指揮官の説得によって翻意したという。

そう伝えたのはスペイン『as』だ。同メディアによると、移籍へと気持ちが傾いていたセバージョスに対してアルテタ監督は長時間に及ぶ話し合いの場を設け残留を要請。現地時間27日に行われたFAカップのボーンマス戦で出場機会を得られたこともあり、スペイン代表MFはチームに留まることを決断したようだ。

ボーンマス戦で約3カ月ぶりにピッチへ帰ってきたセバージョス。29日には自身のInstagramに「最後まで戦う。さあ行こう、アーセナル」とのメッセージを投稿している。アルテタ監督の熱意ある言葉と行動に、この若き天才MFの気持ちは吹っ切れた様子だ。

アルテタ監督の標榜するパスサッカーにおいて、セバージョスのようなテクニックに優れた選手は重要な存在となれるはず。これまでなかなかプレイタイムを伸ばすことのできていなかった同選手だが、気持ちの整理がついた今後はピッチで絶品のラストパスを何本も通してくれることだろう。