英メディアが指摘したポイントは

今季プレミアリーグで首位リヴァプールに22点もの勝ち点差をつけられているマンチェスター・シティは、何を間違えたのだろうか。リヴァプールが強すぎるのも事実だが、英『90min』はマンC側にもいくつかのミスがあったと指摘する。

1.ダビド・シルバの使いすぎ

意外な主張かもしれないが、中盤をコントロールしてきたダビド・シルバも34歳だ。今季もアシストを7つ記録するなど創造性は健在だが、同メディアはスピードが衰えたと指摘している。

展開の早いプレミアのサッカーでシルバがフィジカルの部分で遅れてきたとの感覚があるようで、先発起用の機会をもう少し減らすべきだったとの考えだ。

代わりに若いフィル・フォデンをもう少し信用して起用すべきだったとも主張しており、フォデンもトップレベルで十分に活躍できるだけの能力は秘めている。世代交代のタイミングは難しいものだが、主将を務めてきたシルバを重用しすぎたのだろうか。

2.ジョアン・カンセロ獲得

新たな攻撃的サイドバックとしてマンCは昨夏にカンセロを獲得しているが、ここまで能力を100%発揮できているとは言い難い。獲得には6000万ポンドと高額な移籍金を注ぎ込んでおり、同メディアはその資金をセンターバックに回すべきだったとの考えだ。

3.ヴァンサン・コンパニの後釜確保せず

2つ目の意見は、この3つ目の意見と深く関わっている。

マンCの最終ラインを長きにわたって統率してきたコンパニが昨夏クラブを去ったが、センターバックの補強はなかった。アイメリック・ラポルテが負傷離脱したことで穴はさらに大きくなってしまい、守備がまとまらないまま前半戦を過ごすことになってしまった。25試合戦って15失点のリヴァプールに対してマンCは29点。この2倍近い差がついていることも、両チームの状態の違いを表わしていると言える。

4.中盤の強度が不足

これも2つ目、3つ目と関係している意見だ。今季はラポルテが負傷離脱したため、アンカーを務めていたフェルナンジーニョをセンターバックに回す機会も増えた。アトレティコ・マドリードからロドリを獲得していたものの、やや中盤の守備強度が落ちたと分析されている。不慣れなセンターバックコンビ、ベストな組み合わせとならなかった中盤。これも失点が増えた原因の1つか。


後半戦のカギとなるのは、チャンピオンズリーグだ。チャンピオンズリーグを制覇すれば、リーグ戦の結果が悪くともサポーターはある程度納得してくれるはず。決勝トーナメント1回戦で強豪レアル・マドリードを叩けるのか。これまでの課題を解決し、チャンピオンズリーグを知り尽くす白い巨人を撃破できるかで指揮官ジョゼップ・グアルディオラの評価も大きく変わってくるだろう。