サッリ・ユーヴェの出来

かつてユヴェントスで活躍した元イタリア代表FWアレッサンドロ・デル・ピエロ氏が、古巣について語っている。

新型コロナウイルスの影響により、中断を余儀なくされているセリエAだが、第26節終了時点で絶対王者ユヴェントスが首位に君臨。今季からマウリツィオ・サッリ監督を新たに迎え入れたことで、近年よりも苦しい戦いを強いられているが、2位ラツィオと1ポイント差で、9連覇へ向けて定位置を確保している状況だ。

そんな中、伊『sky sport』のインタビューに応じたデル・ピエロ氏は「サッリはエンポリやナポリであのような美しいサッカーを作り上げたが、あれは毎日のトレーニングと絶え間ないコミュニケーションが必要で、成し遂げるのに時間がかかった。しかし、ユーヴェではそんな時間はない。彼らはたくさんの試合をこなさなければならないので、監督がチームに自分のアイデアを植え付けるのに1年以上かかることもあるんだ」と述べた。

その上で、ユヴェントスのここまでの出来について「サッリ・ユーヴェであまり美しいサッカーを見たことはないが、少しずつ見られるようになってきたので、正しい軌道に乗っていると思う。結局のところ、セリエAの首位に立っているのはまだ彼らだからね。CLで準々決勝進出のチャンスも残されている」と明かしている。

さらに、自身も身に付けた栄光の背番号「10」を受け継ぐ“宝石”パウロ・ディバラについても言及。今季は様々なポジションを任されてきた同選手だが、デル・ピエロ氏は「ディバラにとっては、センターフォワード以外でプレイするのが最高のポジションだと思う。ゴールをアシストすることも、ドリブルして得点することもできるからね。彼はゴールの近くにいなければならいが、たとえチームメイトのためにスペースを広げることができたとしても、私は彼をセンターフォワードとしては見ていない。彼は中盤と攻撃陣を結びつけるのが、彼にとってパーフェクトポジションだと信じている」と話している。