“一発屋”のイメージが定着してしまったが

サッカー界で最も難しいのは、良いパフォーマンスを長く継続することだ。若い選手でも1シーズンのみ大ブレイクし、そのまま存在感が薄くなってしまうケースは珍しくない。

かつてマンチェスター・ユナイテッドで華々しいデビューを飾った経験を持つFWフェデリコ・マケダも、残念ながらその一人だ。マケダは2009年のアストン・ヴィラ戦で美しいターンから決勝ゴールを炸裂させて大きな注目を集めたのだが、活躍は長く続かず。その後はサンプドリアやドンカスターなどレンタル移籍を繰り返すことになり、彼は徐々にサポーターから忘れられる存在となってしまった。

そんなマケダが過去に自身が犯したミスについて語っている。そのミスとは、マンUを離れるという決断を初めて下したサンプドリア行き。「良い教訓になった」と話すマケダだが、当時に戻ることができるのであれば同じ判断は繰り返さないと主張している。英『Daily Mirror』が伝えた。

「もし当時に戻れるのであれば、あの決断を下すことは二度とないだろう。サンプドリアへ行くのは間違いだったと過去にも言った。もちろん、あそこでの時間は僕のキャリアの大切な一部分になっているけれど、基本的にはネガティブな経験になってしまったからね。時には良い判断をすることも悪い判断をすることもあるんだ。サンプドリア行きは残念ながら後者になってしまったね。でも、良い教訓になったよ。たくさんのことを学ぶことができたからね」

サンプドリアでの時間を全否定こそしなかったものの、マケダは当時の決断を相当後悔しているようだ。一方で、マンUで過ごした日々には一片の悔いもないか。華々しくデビューを飾ったクラブについては次のように述べている。

「ユナイテッドでの時間に後悔はない。とても美しい経験だったし、あそこで僕は素晴らしい思い出をたくさん手に入れたんだ。今でもそれを大切にしているよ。マンチェスターでは選手としてだけでなく、人間としても成長することができた。世界最大のクラブでプレイした経験は、僕にとってかけがえのないものになっているよ」

マンUにおける一瞬の輝きは“世界最高級”とも言えたマケダ。現在はギリシャのパナシナイコスでプレイしている同選手だが、そのキャリアは多くの人が想像していたものとはだいぶ違うものとなってしまった。まだ28歳と若いだけに再ブレイクへの道が完全に閉ざされたというわけではなさそうだが、はたして今後はどうなるか。もう一度彼のビューティフルゴールを観たいファンも多いはずだ。