独メディアは楽観視

バイエルンが将来有望な最終ラインのビッグタレントを確保した。その選手とは、今季パリ・サンジェルマンでプレイしていたU-18フランス代表DFタンギー・クアッシだ。

フランス国内ではポジションこそ違えど、FWキリアン・ムバッペに続く“至宝”とその才能を評価されているクアッシ。まだ18歳の選手ではあるものの、センターバックとしての能力はすでにトップで戦えるレベルにある。今季はPSGでリーグ戦に6試合に出場し存在感を発揮。187cmのサイズを活かした空中戦やフィジカルの強さ、中盤としてもプレイ可能なだけのテクニックでトーマス・トゥヘル監督の信頼を勝ち取った。

そんな18歳のモンスターDFはバイエルンで成功を掴めるか。今季こそ怪我人が続出した影響でセンターバックの人員不足に陥ったバイエルンとはいえ、彼らの最終ラインには世界的に名の知れた実力者が数多く在籍している。そんなハイレベルな競争に晒される中で、クアッシの才能が埋もれてしまうことも考えられるだろう。

しかし、独『SPORT1』はそんな状況でもハンジ・フリック監督はクアッシを積極的に起用するだろうと楽観的だ。同メディアは強力なライバルこそ多いが、18歳DFは来季ある程度の出場機会を得ることができるはずと次のようにその理由を綴っている。

「フランスのレジェンドであるリリアン・テュラムを自身のアイドルとして挙げるクアッシ。はたして彼はこの名手の足跡を辿ることができるだろうか? プレイタイムを確保できるかは怪しいといった声もあるが、その心配は必要ないだろう。なにより、その才能の素晴らしさは、移籍決断の噂が出た段階でトゥヘルが相当に退団を避難したことからも窺うことができる」

「彼らには5人の優秀なセンターバック(ニクラス・ズーレ、リュカ・エルナンデス、ダビド・アラバ、ジェローム・ボアテング、バンジャマン・パヴァール)がいる。しかし、この5人のうち3人(L・エルナンデス、アラバ、パヴァール)はサイドバックとしてもプレイする選手だ。必要とあらばそちらに回る機会もあるはずで、それに加えてボアテングとアラバは今夏の去就が不透明。この状況はクアッシにとってチャンスとなるはずだ」

どうやら同メディアはバイエルンにはセンターバックでプレイ可能な選手こそ多いものの、実際に同ポジションの競争に加わる選手はそれほど多くないと考えているようだ。とはいえ、常に勝利を求められるバイエルンで試合に出るには相応のクオリティが求められるに違いはない。クアッシは決して油断をせず、ドイツの絶対王者でその才能を開花させてほしいところだ。