まずは本人の気持ちから?

今夏の移籍市場でバルセロナが狙うとされる選手の筆頭候補。おそらく、それはインテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスだろう。身長174cmとそこまで大柄ではないものの空中戦に強く、裏抜けやフィニッシュワークにも優れた万能FW。彼を確保できれば、前線はしばらく安泰と言える。インテル首脳陣に再三牽制されながら、バルセロナが諦めきれないのも頷ける能力の持ち主だ。

とはいえ、獲得までの道のりは険しい。先日はスペイン『TV3』の番組に出演したバルセロナのジョセップ・マリア・バルトメウ会長が「ラウタロについては数週間前にインテルと話し合いをした。だが、現時点で交渉が止まっている状況だ」と発言。インテル側もこの22歳に関しては強硬姿勢を貫いているようで、なかなか交渉は進展していない。

そんな中、この状況を打開するためか選手が動いた。伊『calciomercato』によると、バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスがL・マルティネスに対して熱烈なラブコールを送っている。

「ラウタロは素晴らしい選手だよ。今季、彼はインテルで並外れたレベルに到達した。アルゼンチンからイタリアに来てうまくプレイするのは決して簡単なことではない。それでも今のラウタロは多くのことを証明しているんだ。もしバルサに加入してくれるのであれば、僕は彼がチームで快適に過ごせるようにサポートするつもりさ」

かねてよりL・マルティネスのことを高く評価していたしていたスアレスだが、ここにきての“全面サポート宣言”で22歳を勧誘している。加入となれば自身のライバルとなるかもしれないが、同選手は南米出身の後輩としてL・マルティネスを可愛がるつもりのようだ。

クラブ間での交渉こそ停滞しているが、まずは本人の気持ちをバルセロナに向けさせる。スアレスの発言にはそんな意図も含まれているのだろう。はたして、インテルで頭角を現した若きアルゼンチン代表FWは来季どこでプレイすることとなるのだろうか。L・マルティネスの動向には今後も注目だ。