どの指揮官も欲しがる才能

最近は複数ポジションをこなすユーティリティープレイヤーも増えてきているが、その全てのポジションで世界トップクラスのパフォーマンスを見せてくれる選手は限られている。

バイエルンのMFジョシュア・キミッヒは、その数少ないトップクラスのプレイヤーだ。現代のサッカー界でも1、2を争うユーティリティプレイヤーと言っていいかもしれない。

右サイドバックはもちろん、中盤の底も器用にこなすことができる。センターバックも担当したことがあり、とにかくサッカーIQの高い選手だ。MFと呼ぶべきかDFと呼ぶべきか迷う選手でもある。

そのセンスについては、トッテナムを指揮する名将ジョゼ・モウリーニョも脱帽している。ブンデスリーガ公式によると、モウリーニョもキミッヒのことを何でもこなせる選手と認めているのだ。

「私は彼をトップレベルの右サイドバック、左サイドバック、センターバック、6番、8番、10番として見ている。彼には全てのクオリティがある。彼は知的で、何をすべきかを理解している。彼は驚異的だよ。私はチームコーチであり、個人のコーチではない。私にとってチームは個人より遥かに重要だ。バイエルンにとってもチャンピオンズリーグを勝ち取ることは、他の個人賞より遥かに重要だ。だが、キミッヒに関してはノイアー、レヴァンドフスキと同じく個人賞を勝ち取る能力があるエリートグループにいると見ているよ」

レヴァンドフスキほどの派手さはないが、キミッヒのような選手を世界中の指揮官が求めていることだろう。リーダーの素質も備えており、ピッチ上の監督を任せられる人物だ。

25歳でこの完成度ということを考えると、5年後にはさらに凄い選手になっていることだろう。