「本当にヴィエラのようだよ」

今季のアーセナルは補強した選手がしっかりとその期待に応えている。今夏の移籍市場で獲得したDFガブリエウ・マガリャンイス、MFトーマス・パルティ、FWウィリアンの新加入3人組は、いずれも移籍後からすぐにチームの主力へと定着しつつある。

その中でも人々が一層期待を寄せているのがパルティだろう。マガリャンイスとウィリアンの両名も間違いなくファン待望の新加入選手であったことは間違いないが、アーセナルがこのガーナ代表MFの獲得に投じた金額は4500万ポンド(約61億円)。ミケル・アルテタ監督がかねてより獲得を熱望していたとされるだけに、その移籍金からクラブの期待は推し量ることができる。

そして、パルティはさっそくその価値に見合うだけのパフォーマンスを披露した。現地時間22日に行われたヨーロッパリーグのラピード・ウィーン戦では攻守にわたって躍動。求められていた中盤の番人としての役割を果たしつつ、鋭いパスで味方の攻撃にも多大な貢献を果たすことに成功した。

そんなパルティの姿に、クラブOBのレイ・パーラー氏は過去に自身と共闘したレジェンドの姿を重ねているようだ。ピッチ上であらゆる役割をこなせる守備的MFであるという点から、彼はパトリック・ヴィエラのようだと同氏は英『talkSPORT』へ次のように語っている。

「パルティは本当にパトリック・ヴィエラのようだよ。彼のように全ての能力を備えている。その場面ごとに何をすべきかも心得ているしね。今後はビッグクラブと対戦するまで、中盤のボスとしてふさわしいかどうかを見極めることにしようじゃないか。それで適切な結果を見ることができたならば、彼は真の意味でヴィエラにかなり近づくことになる」

新天地デビューとなったマンチェスター・シティ戦、そして初の先発出場を果たしたR・ウィーン戦の2試合で早くも周囲の心を鷲掴みにしたパルティ。はたして、この27歳は今後どれほどアーセナルの中で影響力を強めていくのだろうか。“NEXTヴィエラ”の奮闘からは目が離せない。