ラモスに敵うセンターバックは少ない
PKが多いとはいえ、ラモスは現代のセンターバック陣の中ではNo.1に限りなく近い得点力を備えている。
スペイン代表でも得点源の1つとなっており、攻撃から守備まであらゆる仕事をこなせる珍しいセンターバックと言える。
では、ラモスは史上最高のセンターバックなのだろうか。仏『France Football』はクラシコが終わった段階で「ラモスは史上最高のセンターバックか」とアンケートを取っているが、そこでは62%の人がYesに票を入れている。
フランツ・ベッケンバウアー、パオロ・マルディーニ、フランコ・バレージ、ファビオ・カンナバーロ、ロナルド・クーマン、リオ・ファーディナンドなどレジェンドとされるセンターバックは他にもいるため、世代が違うラモスと彼らを比較するのは難しい。
しかし、獲得してきたタイトルの数から考えてもラモスが歴代最強センターバックの有力候補に挙がるのは間違いないだろう。
ワールドカップ、チャンピオンズリーグのタイトルもきっちり獲得しており、センターバックとしての能力も申し分ない。そこに得点力まで合わさっているとなれば、無敵のセンターバックと言っても大袈裟ではないはず。
ラモスも34歳を迎え、レアルとしてはそろそろ後継者を見つけておきたい。相棒を務めるラファエル・ヴァランもレベルの高いセンターバックではあるものの、総合力で見ればラモスには敵わないか。後継者探しは不可能に近いミッションと言えそうだ。