熾烈な中盤争い
バルセロナでプレイしていたアルトゥールがユヴェントスへ、ユヴェントスでプレイしていたピャニッチがバルセロナへ向かうことになり、この動きは大きな話題となった。
では、2人は新天地で満足な活躍ができているのか。今のところはNoだろう。特にピャニッチはバルセロナでの出番が限られている。
今季のバルセロナはロナルド・クーマンの下で[4-2-3-1]のシステムを採用しているが、ピャニッチはセルヒオ・ブスケッツ、フレンキー・デ・ヨングらとダブルボランチの位置を争っていかなければならない。
チャンピオンズリーグの方では出番を得ているものの、リーグ戦の方ではここまで75分間しかプレイタイムが与えられていない。ポジション確保に手間取っている印象だ。
そんなピャニッチにとってアピールのチャンスとなるのだろうか。スペイン代表に召集されていたブスケッツが左ひざを負傷してしまい、21日に予定されているアトレティコ・マドリードとのビッグマッチは欠場すると見られている。
バルセロナにとっては痛手だが、ピャニッチはこのチャンスを活かすしかない。オランダ代表でデ・ヨングを指導していたクーマンがいる限り、おそらくデ・ヨングからポジションを奪うのは難しいだろう。ピャニッチが出番を得るにはブスケッツに勝つしかない。
スペイン『MARCA』は「ピャニッチのターンがきた」と取り上げているが、ブスケッツ以上の実力を証明できるだろうか。ピャニッチも中盤3番手で満足しているはずはなく、出場が期待されるアトレティコ戦で真価を発揮してほしいところだ。