今こそベテランの力が必要

アンドレア・ピルロ新指揮官の下で新たなスタートを切ったユヴェントスは、序盤戦にやや躓いた。引き分けが増えたことも影響し、現在リーグ戦19試合を消化した段階で首位ミランとは勝ち点差7がついている。ユヴェントスの方が1試合消化が少ないものの、セリエA10連覇へ黄色信号が灯っているのは間違いない。

ここから挽回していくには、何が必要なのか。期待したいのはベテランの働きだ。

まず最終ラインでは怪我から戻ってきた36歳のジョルジョ・キエッリーニ。復帰後の初陣となったインテルとのリーグ戦は0-2で落としてしまったが、その後はボローニャ、サンプドリア相手に2-0のスコアで勝利。キエッリーニはこの3試合にフル出場している。ようやく頼れるベテランの復帰だ。

ボローニャ戦、サンプドリア戦と2試合ともクリーンシートを達成できたのも大きい。今季のユヴェントスはボローニャ戦までクリーンシートが3試合しかなかったが、キエッリーニの復帰で今季リーグ戦初の2試合連続クリーンシート達成となった。

逆転セリエA制覇へ

さらにキエッリーニは1月20日に行われたナポリとのイタリア・スーパー杯にもフル出場し、2-0の勝利に貢献。ここからユヴェントスはリーグ戦でローマ、コッパ・イタリア準決勝2ndレグでインテル、リーグ戦でナポリ、そしてチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでFCポルトと、厄介なカードが続く。どこまで失点を抑えられるかがカギとなり、キエッリーニの働きに期待がかかる。

そしてもう1人期待したいのは、最前線の35歳FWクリスティアーノ・ロナウドだ。2日に行われたインテルとのコッパ・イタリア準決勝1stレグでもロナウドは2得点を記録してチームを勝利へ導いたが、やはり大一番で頼れる男はロナウドしかいない。その得点力は今も健在で、ここから巻き返すにはロナウドの働きが不可欠だ。

ベテランのキエッリーニが最終ラインを束ね、ロナウドがチャンスを活かして勝利を手繰り寄せる。後半戦のカギは2人の大ベテランが握っている。